呼吸のように・・・

俳句のエッセー

2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

寒夕焼

メタセコイアの植えられた公園。 歩道を辿っていくと、小高い丘が見えてきます。 雪で覆われた丘は、無数の足跡が伸びていました。 様々なところから出発し、一様に丘の頂に向かって 歩いて行った様子がわかります。 丘の上には輝く雲がかかっていました。 …

寒雀

寒いこの季節の雀は、羽毛を立てて膨らんでいます。 「寒雀」「ふくら雀」あるいは「凍雀(こごえすずめ)」とも言います。 寒さに耐え、いじらしい姿ですね。 民家の柿木に柿が残されていて、雀たちが集まっていました。 良く見ると、他の鳥たちも一緒にな…

春隣

いよいよ受洗したいとの申し出がありました。 私にとって、初めて導いた方になります。 とは言うものの、私は何もしておらず、 気づいたら牧師に申し出ていたという次第でした。 不思議ですね。 お祈りしていたものの、回心を全く信じていなかったようにも思…

雪うさぎ

雪うさぎを作ってみました。 何十年ぶりでしょうか? 雪を手にすると冷たくて、ちょっと挫けます。 綺麗な丸い形になってくれなくて、がっかり。 それでも撫でつけたり、雪を足したり削ったりして 形を整え、最後に青い葉っぱを二枚、差しこんで耳にします。…

雪の結晶

日曜日は主の日。 神は愛です。 神の愛を知れば、すべてを耐えることができるでしょう。 「人にしてもらいたいことは、自分もしなさい」 聖書には、そう書かれていますが、 簡単なようで、とても難しいことです。 しかし、 神様のことを知れば、自然に行うこ…

鱈鍋

鱈鍋をした。 鱈の身は鍋に沈んでいるので、つつき回してはいけない。 白菜が表を覆っている。海老団子は浮かんでいる。 お豆腐が、海の小島のように頭を並べている。 上手に取りつつ、除けつつ、鱈を探す。 切り身の鱈は、ほぐれやすいので要注意。 箸の先…

寒卵

寒卵、といっても、 家に鶏がいるわけではないので、買いに行きます。 近頃は、生産者が明らかとなっていて、 安全がより確認できて安心です。自然に飼われている畜産農家の物がお気に入りですが、 一つのパックに大小様々、不揃いです。卵は、ほんのりピン…

雪しまき

雪が激しく降り、風も吹きすさぶ、 寒々しい景色です。金沢駅が新しくなる前は、 駅舎全体に今のような壁はなく、屋根は、ホームの上だけ。 雨や雪が横殴りに降る日は、容赦なくホームに列車を待つ乗客に吹きつけました。 そのように寒波が訪れた日は、ダイ…

初暦

今日、嬉しいことが一つ。 欧州にお嫁に行った友人から、スウェーデンの暦が届きました。 私とは違い、英語ができる彼女は、 今、会社勤めをしているということだけれど、 何語で働いているのか分かりません。 スウェーデンはスウェーデン語なので、 私には…

初売り

初売りと言えば、福袋でしょう。 少なくともお値段の3倍以上の品物が入っています。 お買い得、というよりも縁起物として捉えたらいいでしょうね。 人気商品は、朝早くから並んでいないと買えません。私が知っているある百貨店では、年始のご挨拶が一階で行…

宝船

元日から二日にかけて、枕の下に宝船の図を敷いて寝ると 吉夢を見るという風習がある。明治時代には、元日の夕方から 子供がこの絵を売り歩いたという。 『風俳句歳時記』沢木欣一編1996子供の頃、一度だけ試したことがありました。 父が、何か筆でいたずら…

大寒

今日は一年でもっとも寒い日、大寒です。 小学校の同級生で、この日に生まれた子がいて、 大寒になると、その子を思い出していたのですが、 二年前に教会でばったり出会った時は、驚きました。 以来、時々会って話したりしています。 不思議ですね。 ちなみ…

読初

読初は、聖書がほとんどですが、 今年は、アメリカの牧師の本を手にしました。信仰に違いはありませんが、 数々の証に、勇気が出て、活力が湧いてきました。 キリスト者生き様を知ることも、とてもいいことです。 私の生き様を見て、勇気が湧いてきたと言っ…

歌留多

小倉百人一首。 お正月には、家族で歌留多をしました。 母が読み、父、祖母、姉、兄、そして私。 私は幼くて文字が読めなかったので、 母の傍で歌留多の番号を見て、取っていました。 私の熱心な姿に母は感動し、よく褒めてくれました。 実は、一度、 冗談で…

水仙

雪が降り、辺りが一色になりつつある頃、 地面に青い芽が覗いていました。 小さくて平らな芽が、ツンと立っています。 一つ二つではなくて、たくさん立っていました。 水仙は、この雪の中で、 瑞々しい芽を出しているのです。逞しい命の輝きは、 雪の中で、…

新年会 その二

年の初めにあたり、同窓会や校友会の類が行われます。 新年会の一つでしょうか。 そのような真面目な名前が付いている会では、 決まって総会が最初にあり、 そのあとで、めでたく宴会に入ります。 青春時代に戻った殿方は、 総会で、すでに出来上がっている…

新年会

新年会が続きます。 我が町内では、新年会と称して、 各役職の引き継ぎが行われ、 事実上新しい年が始まります。おもてなしは、婦人会で、 これまた持ち回りになっています。町内の新年会は、家長が出席すると決まっており、 かつては父が出ていました。 新…

左義長

どんど焼。吉書揚げ。…副季語がいっぱいあります。 正月の飾り物や書き初めなど、竹の骨組みに付けて焼きます。 書き初めは、紙に火がついて、 高く舞い上がれば上達すると聞かされていました。 自分の書が舞うのを期待して見つめたことも、 もう随分前のこ…

初句会

日曜日は主の日。 今日は、金沢で新年最初の句会でもあり、 急いで教会を出ました。 牧師先生にお話をして、 主の愛を信じます。 主の恵みを信じます。 しばらく苦しい時期がありましたが、 それでも主は私を愛しておられ、 恵みは十分にあります。 これまで…

初便(はつだより)

「初便」 新年初めて交わす音信のこと。 年賀状も含めていう。 (『風俳句歳時記』沢木欣一編 1996)初読に、「平安時代の和歌」恋の歌を 読んだとの知らせがありました。 これが初便。 素敵な恋の予感?ですか?年賀状に「巳」の一字に落款が入った、 私に…

鏡開

「鏡開」「鏡割」「お供へくづし」「鏡ならし」正月十一日、歳神に供えた鏡餅を下げて食べる祝儀。 もとは正月二十日に行われた行事であるが、一般には十一日が多い。 鏡餅は刃物で切ることを忌み、手や槌で割るのがしきたり。 切るとはいわず、開くという。…

鏡餅

鏡餅のサイズは、色々あるようです。 我が家では、二升のお餅をあつらえていましたが、 そのお餅屋さんも閉店し、新たに求めたお餅やさんでは、 1.5升のお餅を購入しています。 そのお餅屋さんの地域では、 そのサイズが標準的で、紅白の鏡餅です。近頃は、…

年の餅

お餅を切るのには、タイミングがある。 搗きたての餅は、柔らかくて刃にくっついてよくない。 かといって、時間がたちすぎると、固くなって切れない。 程よいタイミングがある。豆餅や昆布餅より、草餅は柔らかい。 草餅で餅の固さのサンプルとしたなら、後…

初鏡

「初鏡」「初化粧」 新年初めて、女が鏡台にむかって化粧すること。 (『風俳句歳時記』沢木欣一編1996)初化粧では、新しい化粧水などを開けたりします。 ちょっと力を込めて回すと、シュッと空気が入る音がして、 蓋が開きます。化粧のメイン…というと…

鰭酒

古都金沢は観光地ですが、 中心は香林坊、片町が有名でしょうか?広坂通りの裏手にある柿木畠は、 居酒屋を中心に飲食店が立ち並ぶところですが、 夜になると一層賑やかになる?地域の一つだと思います。 その観光案内の看板でしょうか? 綺麗に仕立てられた…

初礼拝

今日は、新年最初の礼拝です。 聖餐に与り、気持ちも新しく生まれ変わります。人は、どうしたら強くなれるのか、考えていました。 どうしたら最も強くなれるのでしょうか? 認められた時でしょうか? 許された時でしょうか? 勝利した時、愛された時、頼りに…

雪踏み

雪です。一晩で50センチは積もりました。 これは多い方です。 融雪の水を流せばいいのですが、 水道水を使っているので、料金などを計算すればためらいがあります。 そこで、できるだけ人力で雪を除けるのですが、 これだけ降ってしまうと、雪を捨てるとこ…

風邪薬

新年には、今年の目標や計画などを考えるのですが、 今年も一応、そのようなものを心に描きました。 さて、実行あるのみ…と思いきや、 風邪で計画は最初からつまずくことになってしまい、 出端をくじかれた形になってしまいました。しかし、その風邪も日毎に…

独楽(こま)

新年の季語「独楽」。 幼いころは、独楽遊びもしましたが、 ひもを使って回すのは男の子が多く、 私たちは、小さな独楽を指で回して競っていました。ひもを丁寧に巻きつけて、鮮やかに宙へ放ち、 独楽の芯が地面に垂直に着地して、 まるで回っていないかのよ…

二日

二日。 今日は、もう、初売りや初出荷など 仕事始めの方が多いと思います。私もそろそろ出掛けようか…という気にならない 雷が轟き、冷たい雨が続く天候の一日でした。風邪も良くならないことでもありますし、 IT放送を聞いたりして過ごします。 一年を始…