呼吸のように・・・

俳句のエッセー

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

金銀の紙ほどの幸

金銀の紙ほどの幸クリスマス 沢木 欣一 社会性俳句を打ち立てた沢木欣一は、 この俳句において、クリスマスを嘲っているのでしょうか。 欣一が詠んだのは、貧しく、食べる物も十分でなかった時代。 「クリスマスが来たと耶蘇は喜んでるが、生活は相変わらず…

誰がために

誰がために赤き実あまた山法師 拙句です。 赤い実をたくさんつけていた山法師。 山ですから、人気はないし、 鳥さんが食べに来るのかな、と思いつつ 詠んでみました。 誰のために。 そういえば、法律は、 人のためにあるのであって、 法のために人がいるので…

紅頬集

雉ホームページについて。 会員の皆様の「紅頬集」(こうきょうしゅう)の秀句佳句を、 今、ホームページ公開しています。 横書きになっていますが、よろしければご覧ください。 主宰の選評と一緒にのせていますので、 とても勉強になります。 普段、読み飛…

師走

いよいよ最後の月になってしまいました。 そして、年賀欠礼のお葉書が届くころとなりました。 ご近所なのに、うっかりとしていた大切な方もあり、 かなり、うろたえています。 父がお世話になった方、 私の先輩、 いずれもお若くして、急逝とあり、 ショック…