呼吸のように・・・

俳句のエッセー

2013-01-01から1年間の記事一覧

去年今年(こぞことし)

去年今年貫く棒の如きもの 高濱 虚子有名な虚子の俳句。 去年今年、たった一日の違いで、去年と今年を分ける。 それは、人の定めたけじめのようなもので、 実際は、変わらぬ時の流れの中にある、昨日と今日である。 あるいは、 その淡々とした時の流れが、劇…

薬喰

風邪をひいて食欲がないと、それはいよいよ悪くなるときです。 まだ、食欲があると、栄養を摂って、早く治すことができます。 今、私は後者の状態。 年末で処分したい食べ物など、たくさんありますが、 片っぱしから口にして、早く良くなるように願っていま…

風邪薬

風邪をひいてしまいました。 我慢しようと思っていましたが、 どうにも喉が都合が悪いので、 ついに風邪薬を飲みました。眠くなるので、困るのですね。 ですが、睡眠が一番のお薬です。 今日は、もう休みます。おやすみなさい。 いい夢を…

いよいよ雪が積もりました。 まだ、5センチほどでしょうか。 明日は、一日雪だるまマークですから、 ずっと雪なのでしょう…車道は、融雪装置が充実していますから、 この程度の雪でしたら問題ありません。 ただ、歩道は融雪がないので、雪掻きが必要です。…

年用意

早々と年用意です。 お餅は「八」が縁起がいいと、 28日に届けて頂いていたのは、子供の頃のこと。 今は買いに出かけるので、混み合わない日を選びます。橙の大小をそろえ、御鏡と裏白や藻や、 それから金箔入りのお神酒など、色々… いつもこの日は疲れま…

聖菓

教会の祈祷会で、シュトーレンが話題となりました。 私は本物を口にしたことはありませんが、 日本人の口に合うとか、合わないとか、というお話。 そして、先日の祈祷会で、 ついにドイツの味の近いと思われるシュトーレンを 持ってきていただき、口にするこ…

クリスマス

私たちの住む、この世の中は、 試みの世ですから、たくさんの困難があります。 クリスマスをお祝いして、 すべての苦難がなくなるわけではありません。 相変わらず、目の前には多くの課題が山積していて、 途方に暮れている自分は、昨日と同じ…と感じるかも…

聖夜

今日はイブの夜。 キャロリングのあと、賛美礼拝です。 高校生もたくさん集い、繁華街に異色の団体でした。 とても楽しいイブの夜です。

大掃除

年末の大掃除を一日で済ませるのは大変なので、 少しずつ、時間を取って進めていきます。 水まわりはキツイので後回しにし、 まず、紙類の整理から始めます。 葉書やDMや、句会報や俳誌や、 一年を区切りにまとめて片づけますが、 まとめているのか、散ら…

靴屋のマルチン

孤独な靴屋のマルチンは、ある日、主の声を聞きます。 「明日、あなたのところへ行くよ」 今か今かと待ちわびているところへ、 不思議な来客や変わった出来事に出会います。 実は、それらの人々が、「私だったのだよ」と主がおっしゃるのです。姿を変えて、…

ユダヤ人の王

「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか?」 (マタイ2:2)占星術の学者たちが、東の方から来て、このように尋ねました。 救い主の誕生を示す星が現れたというのです。私たちも、自分の救い主を探して、尋ね歩きます。 「私たちの…

クリスマス・ページェント

今日は、母校の「市民クリスマス」でした。 かつて女子高だったので、 男子生徒が登場した数年前は、ちょっと違和感がありましたが、 気がつくと、ほとんどが男子生徒になっていました。 それもそのはずで、登場人物のほとんどは男性で、 女性は、マリアだけ…

盆栽の松

「盆栽の松」(小林恵子編著)は、 宣教師アイリン・ライザー先生の小説です。 アイリンは1934年に来日し、大戦を挟んで34年間、 金沢にてキリスト教教育に従事なさいました。その当時の日本の生活や価値観が、見事に表現されています。 決して古さを…

主の祈り

「あなたがたの父は、願う前から、 あなたがたに必要なものをご存じなのだ。 だから、こう祈りなさい。 『天におられるわたしたちの父よ、御名が崇められますように。 御国が来ますように。 御心が行われますように、天におけるように地の上にも。 わたした…

冬野菜

注文票に、「大根(大)×4」とあったので、 家人が大根を4本注文したことがわかりました。 そして、届けられたその日、 「ご注文の大根(大)が揃えられませんでしたので、 大根の小を8本お届けいたしました。」 と、配達してくださった方は、言ったので…

赤いシクラメン

母校の一つ、短期大学の同窓会のクリスマス礼拝。 赤いシクラメンの鉢植えをいただきました。 神様からのプレゼントです。 サンタクロースが刺してあって、 お部屋のクリスマスムードが高まります。宣教師たちが、この地、金沢にキリスト教を広め、 学校を造…

主、我を愛す

日曜日は主の日。この世は、試みの連続。 取り巻くものは、蔑みと嘲りと、 中にあるものは、嫉みと傲慢。 外からも、内からも戦いを挑まれ、 傷つき、弱っていくばかり…人は弱いのです。 分かっていても、どうしようもなく流されていきます。 自分では状況を…

負けるな!

それゆえ、わたしは弱さ、侮辱、窮乏、迫害、 そして行き詰まりの状態にあっても、 キリストのために満足しています。 なぜなら、わたしは弱い時にこそ強いからです。 (Ⅱコリント 12:19)わたしの主、わたしの神。 父なる神は、わたしを愛しておられる…

冬の夕日

冬らしくなりました。 倶利伽羅峠も、雪が降れば閉ざされてしまいます。 それまでの一時。 冬の入り日が、空を染め、山を染め、木々をシルエットにします。 言葉を失うほどの美しい色彩です。美しいものは、人の心のビタミンのようです。 自然は、私たちに癒…

冬木立

夕日を透いて、木立の影がはっきりとしています。 冬の晴間は、空気が冷たく、気分が引き締まりますね。 雪もステキですが、晴れていると気持ちがいいのは確かです。 どちらも不可欠です。 要らないものはないのですが、 後は、好みの問題で、 あれがいい、…

干柿

甘くて、柔らかい干柿が食べたい… というリクエストがありましたが、 高くて手が出ません… と、思っていたら、 手作りの干柿をいただきました。 10cmほどの大きさで、柔らかくて、甘い…教会には、お料理上手な方がたくさんで、嬉しいこともたくさん。 手…

鴨と時雨

鴨がやってきました。 寒くなると飛来する鴨ですが、 寒くないのでしょうか…と、いつも思います。 世の中、寒いところが好きなんてことは、 到底理解しがたいことです。私は、寒いのが苦手。 鴨の姿を喜んで、カメラを構えたとたん、 雨です… 冷たい雨が、だ…

冬の牧場と風車

おなじみ稲葉山牧場。 私の憩いの場です。もう、牛の姿はありませんでした。風車が回り、山の膚に影を映しています。 風車の影は、くるくるくるくる回っていました。 澄んだ空気を吸うと、体の中がひんやりと引き締まるようです。草木が枯れても、自然は美し…

聖餐

今日は聖餐式。 パンと葡萄ジュースをいただきました。 3月まで無牧のため、第二日曜日に聖餐が執り行われています。 かつて憧れた小さな杯の赤い飲み物。 そして、小さなパン。 聖餐に与れるようになったことの感謝のしるしとして、 求道者の方々のために…

アドベントコンサート

本日、アドベントコンサートでした。 会場は、満員…とはいきませんでしたが、 教会員の方以外にも、たくさんの方が来てくださいました。 ありがとうございました。まだ、小さな種を少し撒いたにすぎませんが、 いつか大きな実りがあることを祈りつつ、讃美歌…

金沢教会アドベントコンサート リハーサル

いよいよ明日は、コンサート当日です。 2013年12月7日 土曜日 午後4時から5時 日本基督教団 金沢教会にて乞うご期待!

聖樹

クリスマス・ツリー。 「クリスマス」や「降誕祭」は、季語として良く知られていますが、 「アドベント」、「待降節」は、あまり知られていません。 日本人になじみのないキリスト教のことなので、仕方がないかもしれません。 しかし、クリスマスは知らない…

いつもの牧場。 牛の姿は、牧にはなく、牛舎のなかでした。 もうすぐ、お里帰りのはずです。 風車が勢いよく廻っていて、夕日に影が伸びて、 向うの山に映っていました。 いいお天気でしたが、気温は低く、 雪が、あちらこちらに残っていました。 残雪のよう…

くず湯

私の父は、末っ子のわりに身体の丈夫な人で、 風邪薬もほとんど飲んだことがない人でした。 おかげ様で、薬は良く効いて、 安上がりな?人でした。その父が、晩年、よく口にしていたくず湯の残りが、 戸棚の奥に見つかりました。 さすがに飲むことはしません…

囲炉裏

民俗民芸村。富山。 閉館前に入場したので、囲炉裏の火は弱くなっていました。 灰を掻き、火を再び強くしても知れています。 冷たい畳を踏んで、車箪笥や帳箪笥をみて回り、 四畳半のお茶室に座って、また、掛け軸を眺めて… すぐに囲炉裏の火は消えてしまい…