呼吸のように・・・

俳句のエッセー

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

鴨が渡ってきました。 空にまとまって飛ぶ姿が見られます。 川に、堤に、運河に、鴨が眠っている姿は、 とても愛らしいですね。 古い街並みに、湯屋がありました。 暖簾が出されてましたが、早い時間に、 お客さんは、まだ、ないようです。 裏手に薪を割って…

台風過

台風のあと、川の水が濁り、嵩が増しています。 浅瀬に何か魚が跳ね、そこに鷺が佇んでいました。 濁った水に、細い脚を立てて。 置物のように立ち、ふと首を伸ばして、 何かを狙っているようすです。 この辺りでは、最大の鳥。 鷺の食事には、もってこいの…

京鹿子

色街の隅に、札所がありました。 こんなところに… 帽子を取り、鈴を鳴らし、願いごとをする人があります。 枝垂れ桜は紅葉して、 そのほとりに京鹿子がひっそりと咲いています。 人一人が通れるだけの道幅が、すぐそこで折れて、見えなくなります。 この札所…

色鳥

花街の一角に、堀切が遺されて、 細い流れが輝いていました。 黄鶺鴒が一羽、背黒鶺鴒がたくさん、 緩やかな土居を、尾を振りつつ降りていきます。 ムクドリが来れば、サッと飛び立ち、 またやって来ては、水を飲みます。 雀が水浴びをして、乾いた石を鶺鴒…

十字架の痛み

日曜日は主の日。 あなたの経験した苦しみは、 神が独り子を十字架に架けられた苦しみ。 あなたの経験した痛みは、 イエス・キリストの十字架上の痛み。 私たちは、どれほどの苦しみ、痛みによって贖われたのか知ります。 どれほど愛されているか知ります。 …

夜なべ

ちょっと疲れが出て、休みつつ働きます。 夜なべというわけではなく、 なんとなく、いろいろこなします。 無理は禁物。 癒しが与えられますように、お祈りします。

秋灯下

秋は夜が長いので、明かりが身近な存在として 活躍してくれます。 夕方より、窓に明かりが灯り、街灯がつけられます。 今日は金曜日ですので、週末の計画を立てたり、 解放感に満ちた時を過ごされている方もあるでしょう。ですが、中には問題を抱え、悩みや…

秋の夜の雨

今日は雨です。 かなり大きな音になってきましたから、 明日は、予報通りの大雨かもしれません。 寒暖の差が激しくて、体調を崩される方も多いようです。 お祈りをお捧げいたします…ご健康が守られますように…冷たい雨の音を聴きながら、 歯ぐきのマッサージ…

秋の夜長

家族の負傷により、看護疲れを感じるようになりました。 まだまだ、先は長いので、思いやられます。 ただ、本人は一番つらいのですから、 出来るだけ明るく過ごせるようにしたいとは、思っています。 どこまでできるでしょうか? いろいろ宿題を抱えているの…

ハロウィンのかぼちゃ

ハロウィンのかぼちゃは、オレンジ色か黄色というイメージ。 普段、目にする緑のかぼちゃでは、ちょっと違う、と思う。 かぼちゃをくりぬくのは難しいけど、 オレンジ色のかぼちゃを手に入れるのも、手間なので、 要らない和紙で、「ハロウィンかぼちゃ」を…

心の糧

人はパンだけで生きるのではない… 生きるためにパンは必要でしょう。 パン、それは、経済的なことを指していると言っていいと思います。 生きるために、お金は必要。 だけれども、お金があれば満たされるというわけでは、ありません… 金銭欲は金銭欲を呼び、…

コスモス

今日は、母の忌日でした。 未明に亡くなった母は、朝日の道を通って帰ってきました。 沿道は、コスモスが咲き乱れていて、 その中を無言で通り過ぎて行きました。 ですが、今日は珍しく、雨。 コスモスを見ずに終わりました。 でも、それもいいかもしれませ…

影法師

月の座や人さまざまの影法師 子規月の明るい夜、近頃は街灯もあって 月明りを気にすることもまれに思います。 そんな中、自分の影が、人の影が 暗闇の地に映っているのを発見した時は 心が踊るような嬉しさです。人様々の影。 話したことも、その時の影も 人…

身に入む

次週、兼題「身に入む」。 あまり観念的なものは好みません。 姉のギブスの腕が太いのを見ていて、 ギブスから出ている指が腫れあがっているのを見て、 …身に入む…と感じます。 ここ二、三日、頭痛に悩まされています。自分の健康も心配せねば…

秋の夜長

秋の夜長。 心うきうきで迎える夜。 まだ、こんな時間、と思って遊んでいたら、 もう、こんな時間…秋の夜長も短いと思う、 楽しい自分の時間です。

秋の風

秋の風のイメージは、少し強く吹く風。 でも、それほど寒くもなくて、 枯葉がカラカラ枝に鳴って、飛ばされて、 見上げれば空が高くて、鳥の声が鋭く聞こえて…心のイメージは、寒さに向かう頃の寂しさや 新しい出会いが熟してくる頃のような充実感。 仕事や…

試みの世

大変なことになり、信仰が試されるときです。 家族が骨折をし、日常生活に支障をきたす事態になりました。 私が活躍する時です。 しかし、喜んで活躍できるかどうか… 試みです。 普段の怠惰な生活ぶりを、主は見ておられ、 私に教育的指導をされているのでし…

イエスの羊3

イエスの羊は、転んでばかり… なぜか、真っ直ぐに歩けなかったり、 寄り道したり、転がったり…イエスの羊は、すぐに文句を言います。 怪我をしたり、災難に遭う時、 すぐに主人に文句を言います。でも、それでいいのです。 失敗は百も承知。 文句を言うのは…

土の器

日曜日は主の日。主は、安らぎを与えてくださいます。 御言葉をもって養ってくださいます。 この世の中で、絶えず受けている様々な圧力。 その傷をいやしてくださいます。この世は、試みの世、ですから、 評価や競争や物質的な欲望など 心をやせ細らせるもの…

秋時雨

雨粒が大きく、真っ直ぐに草を打つのには、 迫力を感じた… それでも、秋の雨は、すぐに上がり、 白い雲に青空が高い。秋の空は変わり易い。 女心も移ろいやすい。 なぜなら、女性は「今」を生きているから…かな?今を生きることは、とてもいいこと。 明日で…

沢に棲む蟹 再び

沢に棲む蟹。 いつも、石の上に広がって並んでいるようですが、 私の足音に敏感で、 すぐに逃げてしまいます。 たくさんの蟹がいるのですが、 ゆっくりと見ることはできません。 あるものは脚しか見えなかったり、 あるものは、鋏しか見えなかったり、 それ…

峠の紅葉

初紅葉のつづき… 倶利伽羅峠の桜紅葉。 紅葉が美しいのはそうですが、 人がいないことが、何よりの空間です。 田舎では、お花見も紅葉狩りも、時間によって一人占めできます。 とても贅沢な時間を味わうことができます。 これは、何よりの心の栄養となり、明…

初紅葉

初紅葉は、桜。 桜の幹は、白銀に艶めく。 だんだんに紅色を増して、 桜は秋を身にまとう。 桜、桜。 紅葉しても、桜は桜。 風が吹けば、紅葉が音を立てる。 カラコロと紅葉が鳴る。 桜は桜。 美しさに夢があり、楽しさがある。

千日紅

金沢城公園は、いつも誰かがジョギングしています。 とても環境が良くて、走るのにはもってこいでしょう。 ただ、観光地ですので、それなりに気を使うかもしれませんね。その金沢城公園の花壇に、千日紅を見つけました。 歳時記によって、載っていないものも…

山藤の実

藤棚の藤の実は、早々に取られてしまって ほとんど見ることが出来なくなっています。 山藤の実は、高くになっていて、取ることができません。 空が澄んで、空の奥に実がなびいていました。 たとえ小さくても、藤の実が弾ける時は、音がします。 命がはじける…

秋の日

先日、日も傾きかけたころ、 海辺の公園を歩いていて、突然、 背後から、どぉん!という音がして振り向くと、 姉が、仰向けに膝を抱えて、「痛い、痛い」と叫んでいました。 駆けよって抱き起こし、顔についた砂を落とすため、 持っていた水をハンカチに浸し…

赤のまんま2

今回の赤のまんまは、蔓延っている姿です。 ピンクで可憐な花ですが、とてもたくましく、成長します。観察で、感動を発見したいのですが、 思うようにいきません。また、訪ねてみましょう…

亀、再び・・・

水も、空気も、空も、星も 何もかも澄んで、秋を感じます。 またまた、亀に出会いました。 頭を立てて、泳いでいます。 よく見ると、手足も伸びきって、気持ち良さそうですね。 のびのびが一番ですが、亀はそんなこと気にしたこともないでしょう。 いつも、…

沢に棲む蟹だから、沢蟹。 …と、思っていましたが、どうもそうではないらしい。 沢に棲む蟹にも色々あって、 色、形、大きさ、種類は豊富、のようです。この蟹は、なんていう蟹なのでしょうか。 どなたかお教えください。

椿の実

まだ爆ぜていませんが、夕日に映えて、つやつやしています。 椿の実。 随分たくさん実をつけています。 野鳥園だったここは、 ホオジロや四十雀と出会うことができます。 お散歩の人たちがいるとはいえ、 夏休みの頃とは、比べようがないほど、静かです。椿…