呼吸のように・・・

俳句のエッセー

雪踏み

雪です。一晩で50センチは積もりました。
これは多い方です。
融雪の水を流せばいいのですが、
水道水を使っているので、料金などを計算すればためらいがあります。
そこで、できるだけ人力で雪を除けるのですが、
これだけ降ってしまうと、雪を捨てるところがありません。
車の通り道は仕方がないとしても、後は雪を踏んで道を造ることにしました。
その方が効率的です。また、お天気のいい日に、
雪を崩せばいいわけですから、とりあえず雪踏みに踏み込みました。

懐かしい動作に、ちょっと心弾ませながら、
雪を踏んでは乗せ、また踏んで、小高い道が仕上がりました。
これだけ身長があれば見晴らしもいいだろうと思うほどですが、
よほどの大男でない限り、あり得ない高さまで踏み固めたのでした。

屋根が近くにある。
子供なら、ここからミニスキーで滑り降りるところでしょう。
私もよくそうやって遊びました。

童心に返ったのはつかの間、大人は疲れて休むのでした。
明日のお天気を気にしつつ、まだまだ闘いの日々は始まったばかりです。