呼吸のように・・・

俳句のエッセー

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

冬椿

竜宮渕の冬椿。 水嵩が増して、末枯れの草を 枯れ木の枝を、轟いて流れていきます。 赤い冬の椿が、水の轟きに咲いていました。 冷たい空気の中、あたたかな花の色です。

待降節

明日からアドベントです。 一本目の蝋燭が灯されます。 今日は、クリスマスの飾りつけの日でしたが、 時間がなくて参加できませんでした。 ただ、クランツ用の樅の木や松の実や、 袋一杯いただいてきました。 近日中に作ろうと思います。 明日は、礼拝の後、…

初雪

初雪だったようです。 私たちの所はまだでしたが、金沢では、屋根や軒下に 雪がうっすらと残っていました。 気温は上がらず、解けずに残ったようです。 11月中に初雪とは、ちょっと早いようです。 慌ててタイヤ交換をする人も目につきました。 私も、明日…

鰤起こし

急に寒くなりました。 句会から戻って、時雨が窓を打つ音を、 寒々と聞いておりましたが、 今、ゴロゴロとやって来ました。 雷。 鰤起こしです。 寒さの中のご褒美のような、救いのような、 鰤の群れ。 氷見の定置網が、大活躍するのでしょうね。 一度、じっ…

樅の木

こんなお話を伺いました… 樅の木は、常緑樹です。 常盤木と言いまして、年中、青々としています。 クリスマスの歌に良く登場する「樅の木」。 これは、極寒の中で、葉を青々とさせている樅の木にたいする、 特別な思いがあるからなのだそうです。 それは、憧…

柿をいただきました。 戴くときは、なぜか重なるので、 今日は美味しい柿を、たくさん味わいました。 食べ過ぎて、お腹が冷えないようにしなければなりません。 ビタミン豊富ですが、食品には 身体を冷やすものと温めるものがあって、 それは、美味しさとは…

信徒大会

地区の教会が集まり、信徒大会が催されました。 近藤勝彦先生のご講演の後は、 お食事で楽しい会話の一時でした。 数年前、東京神学大学の学長でいらしたころ、 やはり講演会にいらして、出席したことがありました。 その時、先生の本を持って行き、 サイン…

レナード先生

今日は、金沢西聖書教会の礼拝へ出席しました。 アメリカから見えている、レナード先生にお会いするためです。 先生の説教は恵みでした。 神様の御計画が自分の望みと違う時、喜ぶのは難しくなります。 それでも、神様は、自分にもっともいい道を備えていて…

さようなら、匙先生

西畠 匙 先生。 珍しいお名前でしたが、本名でいらっしゃいました。 面白い俳句がたくさんあって、 ファンの方も多かったと伺いました。 今日、帰天の知らせが入りました。 寂しくなりました… 遺作となりました『曙光』から、 亀が亀乗りこえにけり九月尽 嚏…

草の実

我が家の大切な含羞草。 マメ科の植物です。 暖房の中へ置きましたら、まだ、夏の気分で花を咲かせています。 次つぎ咲かせており、蕾もたくさん出ています。 その中に、けば立った、変なものが成っていました。 豆のさやを、小さく小さくしたようなものです…

ジャケット

ジャケット(ジャケツ)は、冬の季語です。 ジャケツ…と言ってしまうのは、より言語に近い気がします。 それで、車ばかりの私も、そろそろジャケツが必要なので、 ジャケツを出しました。 洗濯ができるのものは、着る前にもう一度洗濯したり、 ショックだっ…

力石の俳句

久々、力石の話題です。 忘れていたわけではありません。 神社に問い合わせても、力石の神事は廃れていて見ることができなかったりと、 俳句に出来ずにいたのです。 それが、今日、 四日市大学教授 高島愼助先生より、 御著書『長野の力石』と『愛知の力石』…

十一月

季語は、その月も季語になるわけでして、 「十一月」も、当然、季語です。 ただ、十一月という季節をどのように捉えるかが問題で、 ある意味で漠然としていますから、 眼目とは別に、主人公を一層引き立てる、 味のある脇役、といった感じを出すのが理想でし…

白山茶花

この度、青木和枝先生が、第一句集「白山茶花」を上梓なさいました。 看護師として勤務なさっていらした青木和枝先生は、 普段は隙を見せないような、厳しさを持っていらっしゃいます。 しかし、それは仕事でのお顔。 句集を拝見して、まず、驚いたのは、 そ…

クリスマスカード

クリスマスカードの準備が進められています。 教会では、高齢の方、 教会へ来られなくなっている方、など、 カードをお送りしています。 すべて手作りで、メッセージを認めます。 同窓会では、クリスマス会のお誘いに クリスマスカードをお送りします。 こち…

走り蕎麦

鳥越村、一向一揆の里。 その新蕎麦が振る舞われました。 蕎麦打ちは、建具屋さんFさん。 その道40年の玄人跣です。 テーブル設定も完璧。 まず、蕎麦をそのままで召し上がれ、とのことで、 一本つまんで味わいます。 「美味しい!」 歓声が上がったとこ…

日曜日は主の日

私はキリスト者ですので、日曜日は礼拝へ出席します。 幸いなことに、仕事で休むことはないのですが、 俳句会が日曜日ですので、その日は大わらわです。 それでも、礼拝は出席せねばなりません。 義務だからではなく、出席したいのです。 この間から、「雉」…

銀杏散る

銀杏散る。銀杏散る… 枝を枯らして、地を染めて、 銀杏散る。 空には刷毛で描いたような雲が幾筋も流れ、 どこまでも青く澄んでいる。 ただ一色の黄色は、枝から地へ、 そして風に乗って、遥かへ旅をする。 銀杏散る… 次の季節へ、銀杏散る…

冬支度

冬支度が始まっています。 このあたりの散居では、雪囲いですが、 まだ木を組んであるだけですが、 それを目にすると、冬が来たと思います。 さて、教会でもクリスマスの準備が始まっています。 世間ではもっと早く、すでにツリーが飾られていたりと、驚いて…

立冬

一昨日は、立冬でした。 いよいよ季節は冬に入りました。 寒さ対策や、厚手の靴下を用意したり、 様々な冬支度が見られます。 まだ早い、とは言ってられません。 寒くなって、雪が降ってからでは遅いですから。。。 それでも、そんな忙しさの中に、 自然と語…

お疲れさま、全国大会

皆様、お疲れ様でした。 時間的には余裕で運びましたし、特に問題なく終了しました。 お料理は、デザートに至るまで、本当に美味しかったです。 女性が多かったからでしょうか。 最後のケーキは、見ごたえあり、食べ応えあり… また、あの熱気あふれる句会は…

富山大会

「雉」全国俳句大会が、富山で開催されます。 前回、富山で開かれたのは、2010年です。 あれから5年経ち、北陸新幹線も開業し、 再び、この富山で開催されることとなりました。 富山を始め、北陸の方々全員で、皆様をお迎えいたします。 この季節、観光…

冷やか

「冷やか」「冷ゆ」「下冷え」「朝冷え」「夕冷え」 秋の季語です。 秋が深まってきて、涼しさから冷やかさへ変わっていきます。 気温が低くなっていくことが、気持ちよく感じていた後の気配でしょう。 肌に寒さを感じるころです。 冷やかに真鯉の黒目山瀬か…

燈火親しむ

燈火親しインク飛び散る古襖 田島 和生 「燈火親しむ」秋の季語です。 夜の長い秋は、灯りの下で過ごす時間が長くなります。 燈火に親しむ、そのような意味です。 今でこそ、夜も明るく過ごせますが、 かつては蝋燭や油の灯、そしてランプ程度でした。 薄明…

秋深まる

ひどく寂しくなってきました。 日も短くなり、夜は寒さを覚えます。 物音がやけに近くに聞こえ、風も強く、 もう、爽やかさはなくなり、肌寒さばかりです。 それでも、日中は、紅葉に目を潤わせ、 柔らかな日差しが部屋の奥まで届いて、 ほのぼのとした幸せ…

クリスマスカード

教会は、11月が最も忙しいとも言われています。 クリスマスの準備です。 私は、同窓会のクリスマスカードの係ですので、いろいろ作ってみました。 いくつかの中から、選んでいただく予定です。 これまでは、手作りのクロスステッチであったり、 コラージュだ…

修養会

教会の修養会も無事終了。 親睦会は、倶利伽羅塾で行われました。 あの人の意外な顔を見ることができる親睦会は、 とても楽しい時間でした。 例えば、 歌って踊る牧師… 讃美歌に乗せて、歌い出した牧師。 ダンスは、間違いなくマイケル・ジャクソンでした。 …

花梨の実

花梨の木が大きく成長して、塚に傘をしていました。 塚の名は、「一笑塚」。 芭蕉の弟子のひとりです。 奥の細道で、芭蕉は一笑に逢うことを楽しみに、 倶利伽羅峠を過ぎ、金沢へ向かいました。 しかし、一笑はな亡くなったあとでした。 芭蕉は号泣しました…