呼吸のように・・・

俳句のエッセー

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

天窓

北前船廻船問屋「森家」。 天窓があり、埃がまるで星のようにキラキラして見えます。 日差しは、もう、夏。 天窓は、今ではガラスですが、 当時は、油紙。 わかりませんが、ガラスからの日差しは強すぎて、 直接だと、目にはよくない気がしました。 その点、…

なんどき?

なんどきと蛙つまめる子に問はれ.......和生「おじさん、今、何時?」 元気に遊んでいる子供の姿が浮かびます。 夢中で遊んでいる子供たち。 カエルを捕まえて、おもちゃにして、 大人が見れば、かわいそうなことを、 幼いころは、私もしていました。 そろそ…

山笑ふ

医者は吾が骨格を褒め山笑ふ 和生 確かに、田島先生の骨格はしっかりしていらっしゃいます。 私は、常々思っておりました。 これほどお忙しくていらっしゃるのに、 お元気で仕事をこなしておられるのは、 体がお丈夫なのだと。 その理由に、これほど骨格がし…

鴇色(ときいろ)

日本の鴇は、絶滅しましたが、 お隣の中国からいただいて、鴇は増えつつあります。 学名、ニッポニア・ニッポン。 それほど、かつては日本の空を行き交う、珍しくない鳥でした。 羽の下の方が朱色をしていて、 これを「鴇色」と言います。田植女や天つ白山鴇…

ヤマガラ

日曜日は主の日。 今日は教会総会でした。 予定していた句会へは出席できず、一日、教会で過ごしました。 長老選挙、執事選挙も無事終えて、 今日は、皆様、ゆっくりとお休みになっていらっしゃることでしょう。 教会にとって、大切な一日が終わりました。 …

天つ白山

「天つ白山」、田島和生先生の最新句集。 「私の生家は石川県南加賀で、二階の書斎から遥かに浮かぶ白山が 眺められる。雪をかむる白山はまさに霊峰と崇められた存在である。 永遠に変わらぬ白山を思い、本句集を「天つ白山」と名付けた。」 (「あとがき」よ…

源平桃

源平桃(げんぺいもも)。 なんと、一樹に赤と白とが入り混じって咲く桃です。 赤と白とが競い合うように咲くので、 源平桃と名づけられたそうですよ。 よく見ると、白い花びらに赤い斑が入っていたり、 ピンクの花があったりします。 なぜ、このようなことに…

御衣黄 発見

御衣黄発見! 場所は、俱利伽羅峠。 お花がなければ、そうとはわかりません。 こんなところに咲いていたなんて、今まで気づきませんでした。 では、俱利伽羅の御衣黄です。 日が差して、白っぽく見えます。 山の気温は低いので、まだ見頃です。 きれいですね…

御衣黄 写真

では、御衣黄の写真をご覧ください。 緑色のお花。 薄紅色のお花と御衣黄。 枝が重なり、お花が重なって日を透いています。 不思議な神様の作品です。

御衣黄

御衣黄(ぎょいこう)は、桜の一種です。 昨年、白山市まで見に行ったのですが、花はもう終わっていました。 この御衣黄、緑色の花をつける、とても珍しい桜です。 ちょうど今頃が見ごろ、と思っていると、 なんと、21世紀美術館に咲いていました。 御衣黄との…

ことば

本物であればいい。 そう私に語った言葉には、静かな力があった。 ひととき、しぼんでしまったように見え、 独り、とり残されたように見えたとしても、 本物であれば、希望はある。正義はあるのか。 正直者は、損をするのだろうか。 嘘を言う口はあふれ、暴…

たぬき

タヌキと遭遇したのは、もう二年前です。 あれから出会っていませんので、珍しい経験だったと、 今更ながら思います。 先日、大津の長命寺へ出かけました。 雉HPの編集部の方々とご一緒に、吟行に出かけたわけです。 800段ある磴を上り、息を切らしている姿…

疲れた者

疲れたものは、私のもとへ来なさい… というので、明日は、礼拝に行きます。 一週間の疲れが、心の中に蓄積し、 それは、体を休めてもなくならないものですので、 明日は癒されてきます。 神の言葉は、医者のようなものです。 心のひずみを治してくれます。 …

春の眠気

「春眠」は、もちろん春の季語です。 暖かくなって、いつも眠い感じがして、 いざ、ゆっくり休めるとなると、この上ない喜び、 気持のよさがあります。 春の眠り、「春眠」の季語のイメージは、そのようなものでしょう。 心地よい春の眠りを「春眠」の季語に…

春眠

なんだか眠い日々です。 春ですから、誰でもそうでしょう。 雨でも、晴でも、曇りでも、眠い… それでいて、気持ちがいいのは、陽気のせいですね。 心が朗らかになり、なにか忘れ物をしているような そんな気分です。 何か忘れていないでしょうか。 誰か、私…

花の雨 2

「花」と言えば、桜。 気温が上がり過ぎないことは、お花を長持ちさせるようですが、 あいにくの雨で、気温は低くても、花は散ってしまいました。 満開より雨が続き、桜の見ごろを十分に楽しむことなく 散っていくのが、なんとも残念でなりません。 花の雨。…

花大根

花大根、大根の花。 春の季語です。 幼いころ、野菜にも花が咲くことを知って、 とりわけ大根の花がお気に入りでした。 「花大根っていうのよ」と、誇らしげに説明したりしていました。 白くて、可憐で、とても大根とは結びつきませんでした。 そのお気に入…

花見舟

貴重な思い出をいただきました。 感謝の思いでいっぱいです。 なかでも、水郷めぐりはいい思い出になりました。 八幡堀から琵琶湖の水路を、手漕ぎ舟で遊覧しました。 80分の旅。桜は風に花びらを散らし、花筏が揺らめき、 美しい黄色を誇る菜の花の向こう…

花と緑

大津にて、雉ホームページ編集部 意見交換会、吟行会が行われました。 ホームページ充実のため、様々な意見が出されました。 また、4月12日は、田島先生のご講演があり、 「雉」関西地区の方々が勢ぞろいし、親交を深めました。 カメラマンを気取る私の貴…

花の雨

花の雨。 桜が、散り急ぎます。 雨の中でも、鳥たちは元気に囀り、 花を散らして、鳥が桜の枝を移っていました。 柔らかな雨は、しとしとと降り続き、 道に迷った花人らしき人が、不安げに携帯電話を取り出していました。 ピアノの音が遠くより聞こえます。 …

落花

ソメイヨシノは、散り始めています。 一方、八重桜は、まだ蕾。 桜は、種類を変えて咲き続けています。 この世の中に、華やかな時間が続くように、 桜は次々と開き、そして、散っていくようです。花を見ました。 高くに咲く花を見上げました。 目の前の花を…

教会の桜は、もう、散り始めています。 満開の日が雨だったので、物足りない感じがします。 今日は、曇天のもと、桜の写真を撮りました。 使えるかどうかわかりませんが、 来年のカレンダー用の写真の候補として、まとめておきます。 落花が一面に張り付いて…

「雉」誌30周年

先日、俳誌「雉」三十周年記念大会が開催されました。 その時の写真を、「北陸地区だより」にアップいたしました。 どうぞご覧くださいませ。 今回は、あまり多くは撮影しませんでした。 といいますのは、 写真は、カメラマンの今田昌克さんがお撮りでしたし…

洗礼式

昨日は復活祭、イースターでした。 3名の受洗者と1名の転入会者が与えられました。 礼拝出席者が多く、配餐のパンと葡萄酒が足りず、 慌てて用意する一幕もありました。 恵みの証しだと思いました。 2年間かけて、洗礼準備をしていらした看護師の方。 ミ…

今日はイースター

今日は、復活祭。 あいにくの雨でしたが、落花が美しい、いい日でした。 イースターエッグを、教会学校の子供たちが配ってくれました。 昨年より100個追加したそうで、たくさんいただきました。 ピンク、グリーン、イエロー、オレンジ、そして、プリント…

明日はイースター

明日は主日。イースターです。 復活祭ですね。 主イエスが、十字架の死から蘇られた日です。 明日は、教会学校の子供たちが作った染卵が配られます。 いつもピンクがお気に入りの私ですが、 グリーンでもいいかな、と思ったり、楽しみにしています。 また、…

受難日

今日は、イエス・キリストが、十字架におかかりになった日です。 朝9時から午後3時に至る6時間、十字架上でお苦しみになりました。 今日、雨の予報通り、御昼過ぎから大粒の雨が降り出し、 午後3時には、春の嵐、といったふうになりました。 イエス様は…

洗足祈祷会

今日は、いわゆる「最後の晩餐」の日です。 イエス・キリストが、弟子たちと最後の食事を共にしました。 その時、イエスご自身が、 弟子たち一人一人の足を洗い、弟子にも同じようにするよう説きました。 当時、足を洗うのは、奴隷の仕事だったといいます。 …

松の芯

志高くあれかし松の芯.......田島 和生 兼六園の松です。 次回、金沢句会の兼題は「松の芯」。 上手くできるでしょうか・・・?