呼吸のように・・・

俳句のエッセー

落花

ソメイヨシノは、散り始めています。
一方、八重桜は、まだ蕾。
桜は、種類を変えて咲き続けています。
この世の中に、華やかな時間が続くように、
桜は次々と開き、そして、散っていくようです。

花を見ました。
高くに咲く花を見上げました。
目の前の花を手に取って見つめました。
それでも、美しい花に負けて、俳句にはなりません。
とても難しい題材です。
それでいて、強く印象に残る花は、
記憶の中に、たくさんの彩を添えています。
その意味では、俳句になりやすい題材です。
書いては捨て、書いては捨て…
締め切りは近づき、句会の日は迫り、気ばかり焦って、結果はでません。
今夜も頑張って練ってみます。
桜の精がやってきて、私を励ましてくれるかもしれません。
もっとも、桜の精が登場するのは、夢の中ですが…