呼吸のように・・・

俳句のエッセー

天つ白山

「天つ白山」、田島和生先生の最新句集。

「私の生家は石川県南加賀で、二階の書斎から遥かに浮かぶ白山が
眺められる。雪をかむる白山はまさに霊峰と崇められた存在である。
永遠に変わらぬ白山を思い、本句集を「天つ白山」と名付けた。」
(「あとがき」より)

暁光を寸鉄帯びし雉のこゑ
絹光りしては淡海の初燕
泰山木咲くや白磁のごとく割れ
田植女や天つ白山鴇色に
六月の浪や沖より手をつなぎ

「田植女」の色紙は、福山の同人会でいただきました。
先日の30周年大会では、「六月の浪」の色紙を頂戴いたしました。
いづれも私の宝物です。