呼吸のように・・・

俳句のエッセー

2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

復活祭

イースターおめでとうございます。 新しい日が始まりました。イエス・キリストの蘇りによって、 罪は死に、永遠の命が約束されました。今日、受洗なさった兄弟姉妹の方々、 おめでとうございます。 今日からは、新しい命です。 罪は死に、今日からは自分の欲…

痛み

明日はイースター、復活祭です。 イエス・キリストがご復活なさった日です。 命を惜しまず差し出された神の独り子、主イエス。 神の愛をあらわされました。 このような愛は、人にはできません。 人の愛には限界があるからです。神から愛されていることを知っ…

終わりではない…

今日は、主イエスが十字架にかけられ 黄泉に降られた日です。 私たちの罪のために、私の罪のために その贖いとなって十字架にかけられました。 自分の罪も分からない、獣のような人のために。 屈辱と痛みを受けて、人の身代わりとなって。主イエスを愛し、付…

最後の晩餐

今日は最後の晩餐の日。 イエス・キリストが、弟子たちに パンと葡萄酒を分けられた日です。その後、ゲッセマネで、血の滴るような祈りをなさった主イエス。 人の心を誰よりのご存じだった主の心の痛みは、どれほどだったでしょう。 人の弱さを誰よりもご存…

恋猫

眠くて眠くて、困ってしまう毎日です。 車の運転も要注意で、信号が赤になるたび 目を閉じてつかの間の休息です。 こんなに眠い春もないような気がします。日中もそうですが、夜はコーヒーで目覚ましです。 眠気覚ましに、濃く点てていたこともあったのです…

春の夢

春はとても眠い季節で困ります。 その上、花粉症の薬を飲んでいますので、 なおさら眠くて眠くて、コーヒーばかり飲んでいます。日中は眠い割に、夜は寝付かれず、 夢ばかり見ています。 そのほとんどは覚えていません。しかし、ヘンな夢は覚えていて、 先日…

卒業

先日の句会では、「卒業」を詠まれた方が多くありました。 小学校の先生をなさってらした方が多いからでしょうか。 普段から「子供」の句が目立ちます。 親から見れば、子供はいつまでも子供だそうですが、 先生から見ても、子供は子供だとのことで、 婚約者…

棕櫚の主日

思いがけず、色々な事を耳にすることがある。 人のこと、自分のこと。 驚くことがある。 人のこと、自分のこと。 事実は事実でも、断片的に捉えられれば、 事実とはかけ離れた解釈が生まれる。 事実を見極めるのには、知恵がいるのだ。棕櫚の主日。 イエス・…

三月

三月は年度末です。 皆さん移動する時期ですね。 教会の牧師先生も新しい教会へ赴かれます。新任地の牧師館は、今より狭いそうで、 先日、段ボールに本を詰めていらっしゃいました。 十箱以上、すべて神学書だそうです。 古書店へ運ばれていきました。学院の…

原稿用紙

俳誌「雉」への投句は、B4判の原稿用紙と決まっています。 多くはA4判ですので、うっかりすると店頭にないことがあり困ります。私の母も俳句をしていましたが、 母は新聞への投稿も好きで、原稿用紙をたくさん持っていました。 それをあてにして、原稿用…

囀(さえづり)

川岸の草むらに囀りが聞こえて、 探すけれども見つからない。 鳥は警戒心が強いのです。堤防付近に鳥の囀りの源を探していて、 足を滑らせ、落下。 したたかに背を打ったことがありました。 しばらくは呼吸が苦しくて、 大きな動作ができなかった思い出があ…

春霖(しゅんりん)

夜になって、雨が降り出しました。 窓の外に雨音が続きます。 風が変わったのか、雨の気まぐれか、 時々、変わった音がします。 軽くパンと響き、ポンと大きい音がして、 鐘を打つようなピンという響きがして、 まるで音楽のようです。春の雨は、一粒一粒が…

染卵

イースターの「染卵」は季語です。 生まれて初めて染卵を手にしたのは、 小学校一年生の時。町の教会用だと思いますが、何かの食べ物屋さんで 茹卵を藤色に塗っていました。 一つや二つではなくて、たくさんだったように思います。 よく覚えていませんが、な…

夕霞

オレンジ色の夕方、アカマツが高くて見上げると 大鴉が一羽止まっていました。 しきりに体を揺すぶって、カァカァ言います。 警戒しているのかもしれません。オレンジ色の夕日は、霞でぼんやり広がっています。 アカマツの肌は、半分だけ夕日の色に染まって…

春の鳥

春禽。春の鳥。 少々、天候が悪くても、元気のいい春の鳥。 大空を飛びまわる姿は、羨ましくもあります。 空が明るくなり、自由な気分が膨らんでくると、 空の鳥に自然と目がいきます。 気分は鳥のようです。人は不自由でしょうか? 空を飛べませんから… 人…

春塵

乾燥して肌がパリパリいいそうです。 今頃は紫外線が最も強いですから、 しっかりメンテナンスしなくては…とは、 化粧品販売の決まり文句です。近頃、よく電話がかかってきて、 アンチエイジングの何何…という商品の紹介がされます。 しかし、若返りは夢でし…

桜餅

桜餅が店頭に並んでいます。 どこの老舗も工夫を凝らして 美味しい桜餅をつくって競っています。 生菓子なので数はなく、売り切れ御免のため、 急いで買いに行かねば手に入らない稀少菓子もあります。ピンク色のいつもの桜餅に対して、 「白もありますよ」と…

風花

寒い午後となりました。 細かい雨が降り出したと思ったら、 雪でした。 寒いはずです。今日は、早く起きて活動して、 人と会って、勉強して…つかれました。普段、なんでもないことが、 今日はちょっと疲れました。春は体が重いからでしょうか? 春は心が重い…

沈丁花

雪解けのころ、沈丁花の幹が裂けていることに気付きました。 雪の重みで傷んだのでしょう。 根元に近かったので、このままでは花全体に支障が出ることは必至。 丁寧にテーピングして、添え木をして保護したのは父でした。 自然の生命は強いもので、その後、 …

ナルドの壺

壺の中のすべてをイエスに捧げた女性は、 イエスをそれだけ愛していたのでしょう。 多く赦された者は、多くを愛するものです。 赦されたことを知っていた、その女性は、 高価な香油をおしみなくイエスに捧げました。愛は受けてこそ、他を愛するようになるの…

インマヌエル

苦しんでいる方と共に 悲しんでいる方と共に 心が乾いてしまっている方と共に 闇に閉ざされてしまっている方と共に 失望の中にいる方と共に 孤独な方と共に あなたと共にどうか分けてください あなたの荷物を そうおっしゃる方へ、私もすべてお渡ししました …

花粉症

いよいよ始まりました。 花粉の季節です。 鼻も目も、大変な状態になりつつあります。 マスクも効果が薄く、早く病院へ行った方がいいのでしょうね。ということで、今日は半病人状態で、 何をするにしても苦しくて、疲れました。 … 先が思いやられます。

ピリオド

今日は、一つの区切りの日。 また、明日から新しい一歩です。 気持ちを前に向けて、進みます。 春ですね。 希望と切なさと入り混じっているようです。 それでも、新しい時間の輝きに 何もかも塗り替えられていくでしょう。 希望は失望に終わることはありませ…

残る雪

雪も姿を消しました。 北向きの我が家も、すっかり春らしくなって、 風の香りも、春です。残雪というと、薄汚れて、空気の塵や埃や砂にまみれている、 そのようなイメージですし、実際そうだと思います。しかし、今日、白い雪を発見しました。 あれは、ある…

春の電車

山笑う。 春の山が見える。 峠を越えて、我が町へ帰って来た。 曲がりくねった道路は、山裾を辿っている。 そこへ、 電車がやって来た。 山のふもとの鉄路を辿り、 傾きながら、曲がっていく。 ぐるーっと山裾をめぐって、トンネルに消えて行った。春の電車…

春の気分

ようやく春らしくなってきました。 ちょっと体調不良はありますが、 できるだけ体を動かしたいと思ったりします。 春の日に誘われて、気持ちは外に向いています。さて、 先日、父の月命日にお寺さんがいらっしゃいました。 いつもは10時ごろ、お昼近くにな…

おでん

コンビニがオープンするというので、 お昼休みに出かけていくと…職場の面々が揃っていました。 誰かが、盛籠の花を持って行ってもいいですよ、と 店員さんが言った、というと、 一斉にワ――――ッとお花に襲いかかって、 籠はあっという間に空になりました。 恐…

愛の反対

子供の頃、 大きいの反対は、「いきおお」と書いて呆れられました。 先日、愛の反対は、と尋ねられて考えていると、 その方は、 マザー・テレサは「無関心」だと言っていたと 教えてくださいました。愛の反対は、無関心。そう言われると、心が痛みます。 何…

レント

主は私のために命をお捨てになりました。 にもかかわらず、私の中に 主への愛が十分でないことを苦しく思います。 しかし、 そのことのために、その罪のために 主は十字架にかかってくださったのですから、 その思いを無駄にはしません。ただ、祈り求めます…

百合の香り

百合の香に包まれて わが魂は憩いおり 世は未だ争えど 万軍の主は盾となる わが身は弱く 心は揺らげど 主の手は捉え 見放さず すべての悪をも 弱さをも 義の御業となしたまう 主に委ねて喜びを得よ 主は我が神 王の王