呼吸のように・・・

俳句のエッセー

卒業

先日の句会では、「卒業」を詠まれた方が多くありました。
小学校の先生をなさってらした方が多いからでしょうか。
普段から「子供」の句が目立ちます。
親から見れば、子供はいつまでも子供だそうですが、
先生から見ても、子供は子供だとのことで、
婚約者を連れてきた「子供」というような句には、
ちょっと驚きました。
ですが、正直な感情なのかもしれません。

小学校の卒業式では、
「よびかけ」と言ったと思いますが、
散文のようなものを、一人ずつ、一フレーズを
呼びかけていくことをしました。
今でもあるのでしょうか?

  時。時。時。
  時は流れる。

から始まり、次々に思い出を呼び掛けていきます。
私の割り当ては、
  「大活躍した水泳記録会」
でした。水泳が得意だった私に合わせて下さったのでしょう。
「キロクカイ」が「キロッカイ」に聞こえると、
何度も練習させられました。
懐かしい思い出です。

巣立ちの時を迎えた子供たちに
祝福がありますように…