呼吸のように・・・

俳句のエッセー

棕櫚の主日

思いがけず、色々な事を耳にすることがある。
人のこと、自分のこと。
驚くことがある。
人のこと、自分のこと。
事実は事実でも、断片的に捉えられれば、
事実とはかけ離れた解釈が生まれる。
事実を見極めるのには、知恵がいるのだ。

棕櫚の主日
イエス・キリストは、エルサレムに入られた。
民衆に歓迎されて、子ロバに乗って。
しかし、その同じ人々によって、
十字架にかけられることになる。
罪人として、罪なき者が罪人として。

十字架でなくとも、どこにでも起こり得ること。
人は人を、簡単に死に追いやる。
心を死に追いやる。
人は弱いもので、大衆の力をもってすれば、
簡単に生きる力を奪うことが出来る。
罪の力は、思ったより遥かに強い。

その罪を負って、主は十字架に架けられた。
そして、私たちの罪を贖い、
その十字架によって生きよと言われる。

罪深き者が、赦されて命を得た。
罪なき者の死によって。

忘れてはならない。
その肉体と心の痛みを…