呼吸のように・・・

俳句のエッセー

2018-01-01から1年間の記事一覧

実むらさき

立冬を迎え、落葉も多くなってきました。 玄関先の紫式部と紫陽花が葉を落とすので、 今朝は剪定をしました。 紫式部の実は、一層、色を濃くして、 もう朽ち始めているものもありました。 今日は、片岡長老の前夜祈祷日です。 この花の少ない季節に、式部の…

片岡茂太郎長老 帰天

11月13日、片岡茂太郎長老が帰天されました。 この時が来てしまいました。 おそらく、地上では、 もう私のことなど、忘れてしまっておられたと思います。 天国で再会できると思ったのですが、 天国では、たくさんの旧知の方々がお見えですし、 やはり、わた…

朝顔の種

朝顔の種を採るのは、理由もなく楽しい。 夏、かなり遅れて朝顔の種を撒きました。 それは、種が余っていて、どうしようもなくなったからで、 土をかぶせたりもせず、文字通り「撒いた」のでした。 その過酷な環境にも負けず、双葉があちこちに出はじめ、 支…

ヨット

千里浜ドライブウェイ。 日曜日は車がたくさんです。 バスもやってきますし、タクシーも走っていました。 それほど、ここを走ってみたかったのでしょう。 みると、お客様は、若いカップルでした。 二人で、ちょっとした贅沢でしょうか。 いい思い出になるこ…

俳句まつり

地元の芭蕉俳句大会。 正式には、 「芭蕉まつり俳句大会」です。 この度、初の選評をすることになりました。 持ち時間は五分余り。 清記用紙が送られてきており、10句選句をして その選評、というのが一般的ですが、 一応、全ての選評ができるようにしました…

ひやおろし

秋のお酒「ひやおろし」。 冷酒ではありません。 お酒には、「生酒」というものがありますが、 こちらは、 火入れという加熱処理が行われないで出荷されるお酒です。 一方、ひやおろしは、 春以降に、一度、保存のための火入れが行われますが、 そのあとに貯…

穴に落ちた羊

ちょっとした工作をしていて、 うっかりと、カッターで指を切ってしまいました。 勢いがあったらしく、傷は深いようで、 みるみる血が流れだして、止まりません。 しかし、幸いにも、痛みはそれほどではなく、 消毒して清潔を保ち、こまめに手入れをしたおか…

冷戦か開戦か

ある方の経験を記述させていただきました。 戦争経験が主でしたので、それなりに調べました。 近頃は、動画も検索できますので、 当時のフィルムや、テレビ番組の特集などを見て、 出来るだけ実体験に近い感覚を得ようと努めました。 そして、ちょっとだけ …

一つのペルソナ

イエス・キリストは、神か人か。 この問いに対して公会議が出した結論は、 一つのペルソナに二つの性が宿る、 つまり、 イエス様は、神であり、人であるということです。 人として従順を学ばれ、 汚れなき者として、 (神としてと言っていいのかどうか) 十…

リーストコインについて

リーストコイン それは、その国で、もっとも小さいお金を献金し、 世界に役立てようという教会の活動です。 日本では、一円玉、ということになります。 なぜ小さなお金かというと、 無理なく、喜んで献金できるように、ということだそうです。 1956年の秋、…

銭を磨く

よく思うことがあります。 きれいなお金を、あまり手にしないということ。 いつも、錆びたりくすんだりしたコインばかりです。 これが、ときどき、新しい10円玉など頂くと かなり幸せな気分になります。 縁起がいいと思ったりします。 ならば、お金を定期的…

美しい人

その方を知らないのですが、会ったことがないのですが、この讃美歌をお好きだと言うことは知っています。とても純粋な心の方で、イエス・キリストに倣って生きておられることを知っています。心の底の罪が顔を出す時も、真直ぐに罪と向き合い、葛藤を続けら…

仲間を大事にできるか

先日の、大住 雄一 先生のセミナー、楽しかったですね。 歯に衣着せない物言いが、心地良かったです。 口が悪いように聞こえますが、細部には、 丁寧な言葉が使われていました。 決して、粗野ではなく、失礼でもなく、 細やかな配慮がうかがえました。 例え…

葬儀について

先日、始めて臨済宗のお葬儀に出会いましたが、 その鳴り物の多さと、僧侶の「喝」の一声に驚いた次第です。 そして、その後、 教会の葬儀に出席しましたが、 なぜか、臨済宗の葬儀より30分以上も長いとは、 こんな話でしたか・・・ ご近所の方々が、 家族葬…

臨済録示衆の章

臨済宗「臨済録」示衆の章 仏に逢うては 仏を殺し 祖に逢うては 祖を殺し 羅漢に逢うては 羅漢を殺し 父母に逢うては 父母を殺し 親眷に逢うては 親眷を殺して 始めて解脱を得ん 修行の行き届かぬ私が、この文言について 何も語ることができないと思います。…

ジュニア予選

本日、芭蕉俳句大会ジュニアの部 予選をいたしました。 選者は7名。 小学生、中学生、学年を問わず、 ごちゃまぜの天地人を選びました。 また、佳作は10作品でした。 結社が違うと、選も違ってくるわけで、 私から見たら、驚くべき作品もノミネートされてい…

救いの岩なれ

人とは、何と小さな存在でしょうか。 人生の意味を問うなど、愚かなことに思えます。 人の一生は、何と短く、 その功績は、世界の広さや時の流れの中に於いて 一体、どのような意味があるというのでしょう。 すべて小さなことです。 ただ、あるのは、 連綿と…

万事を益として

「万事を益として共に働く主」 このように聖書には書かれています。 これは、様々に事が起こり、人は様々に動きますが、 最後には主が御働きになり、良い方向へ導いてくださる、 ということでしょうか。 確かに、正しいでしょうが、 このように書くと、誤解…

秋の夜長

あっという間に、秋らしくなってしまいました。 朝晩は、寒いくらいです。 日が段々と短くなってゆき、 日暮れが早いと、寂しい思いがします。 つい先日まで、猛暑に悩まされていたことなど、 信じられないほどです。 「夜長」となりました。 この長い夜を、…

鬼の居ぬ間

今日は鬼がいなかったので、洗濯をしました。 手洗いの約束を破り、ごしごし洗いをしたので、 ぼそぼそになってしまいました。 しょうがないので、ぼそぼそ部分が見えないように折り畳んでおきました。 果たして、 帰って来た鬼は、まだ気づいていません。 …

上京

姉が、明日、東京で恩師と会うそうです。 20年ぶりだそうで、それなりに緊張しているようです。 早くから荷物をまとめて、早々と休みました。 明日は長い一日です。 万全の態勢で、上京してほしいと思います。 股関節の手術をした姉ですので、 東京は大変な…

夏は終わったか

私は、夏が好きです。 クリスチャンは、よく、 あと何回クリスマスを経験できるかと、 人生の残りの時間を思うらしいのですが、 私は、夏を思います。 あと何回、夏を経験できるだろうかと そう考えます。 雪国に住んでいますので、冬は戦いです。 クリスマ…

引っ越し完了しました

はてなダイアリーが終了するそうですので、ブログへ引っ越しを決意。 ついに完了しました。 これからはこちらで書くことになります。 このブログの使い方を、色々考えていたのですが、 結局、従来通り、好きなことを書くことにしました。 エッセーや俳句鑑賞…

いちじくジャム

能登は、ブルーベリーがおいしい土地ですが、 地場産のいちじくも、美味しいことはご存知でしょうか? いちじくのアイスクリームもありますが、 いちじくジャムもあり、美味しいです。 少し高めですが、美味しくて、ちょっと珍しいので、 買ってきました。 …

あさがお

我が家の朝顔が、漸く咲き始めました。 先日は一輪。 今日は二輪。 とても小さな朝顔は、深い青色をしています。 「わたしは、深く傷つき…」 今日も、朝日が昇り、この世界を照らしだしています。 しかし、光の及ばないところがあります。 このまぶしい光に…

トウモロコシを剥いたら

玉蜀黍が大好きです。 毎日、毎食いただいても飽きないと思います。 近頃の玉蜀黍は、甘くて、粒ぞろい。 私は、一粒一粒つまんでいただくのが好みですので、 塩加減だけではなく、茹で具合にも、こまかな注文を 自分に付けています。 今日の夕食後、まだ、…

Not Found!

本当にない。 なくなってしまった。 金沢教会のHP! 何かあったとしか言いようがありません。 迷惑なアクセスが、外国から多量に認められた… ということもありますが、考えにくいことでしょう。 掲示板やなにかではありませんから。 明日の主日の案内や祈祷…

終戦日

かつて「終戦日」と言われていた今日、 8月15日は、 「敗戦日」と言われるようになっています。 確かに、日本は敗戦国です。 戦に敗れたという意味合いを薄れさせるため、 終戦という言葉を使ったのだろうと思っています。 しかし、歴史になりつつある第…

熱帯魚

冷房の良く効いた水族館の一隅に 熱帯魚の水槽が表れて、 彩豊かな魚たちを仰ぎみていました。 熱帯魚はその名の通り、南海の魚でして、 恐らく、水温は高いのだろうと思って見詰めます。 外は炎天。 猛暑の夏。 本当は、その環境こそ、 この魚たちにはふさ…

原爆忌

あの日、あの時を 私は知らない。 けれど、知っている。 どれだけの人が傷ついたかを。 どれだけの人が、天に昇ったかを。 どれだけの人の人生が 歪められたかを。 そして、 たくさんの事を学んだ。 いい事も、悪い事も。 そして、今、 これからは、 いただ…