呼吸のように・・・

俳句のエッセー

終戦日

かつて「終戦日」と言われていた今日、
8月15日は、
「敗戦日」と言われるようになっています。
確かに、日本は敗戦国です。
戦に敗れたという意味合いを薄れさせるため、
終戦という言葉を使ったのだろうと思っています。
しかし、歴史になりつつある第二次大戦です。
今は、冷静なまなざしで大戦を見つめているのだろうと思います。
天皇陛下が平和への願いを言葉にされました。
それは、万民の願い、
日本の願いであり、世界の願いです。
しかし、同時に思います。
私たちは、簡単に武器を手にする者なのです。
それは、
簡単に暴力で解決しようとする存在なのだということ。
誰もが、ぼんやりと生きているわけではないので、
それなりの理想もあり、願いもあります。
そして、それは、いつもいつも実現することではありません。
その時に、様々な葛藤を抱えるわけですが、
手っ取り早く、相手を攻撃するのは、誰もがすることです。
その延長線上に、武器を取る姿があり、
戦争を起こす姿があると思います。
人は、残酷です。
簡単に殺人者になってしまいます。
その恐ろしさを、心に認めつつ
世の中を考えていくことが、まず必要かと思います。
漠とした言い方ですが、世界平和を個々人まで落として考えるとしたら、
このようになるのではと思ったりしています。
漠として、ですが。
まず、自己の平和を求めて行きます。