呼吸のように・・・

俳句のエッセー

実むらさき

立冬を迎え、落葉も多くなってきました。

玄関先の紫式部と紫陽花が葉を落とすので、

今朝は剪定をしました。

紫式部の実は、一層、色を濃くして、

もう朽ち始めているものもありました。

今日は、片岡長老の前夜祈祷日です。

この花の少ない季節に、式部の実を賜ったのでしょうか。

お顔を拝するかどうか、迷っています。

会わない方がいいようにも思います。

私が生き続ける限り、

長老は、私の記憶の中に、生き続けています。

だから、

遠くからお別れしましょう。

貴重なお話を有難うございました。

その言葉を胸に、私はこれからを生きていきます。

「神様の大きな愛の中にいることを信じて、

 信仰を持って生きなさい。」