呼吸のように・・・

俳句のエッセー

梅雨晴間

久々に、縄文遺跡を訪ねました。

今は公園になっていて、出土した木柱痕をもとに、

木柱列が復元されています。

遺構はもちろん、穴でしかなく、遺物は朽ち残った一部の木ですから、

上部は想像するしかありません。

ですから、上部は復元されず、ただ木が立てられた状態だけを復元しています。

たくさんの植物遺物が出土していている遺跡です。

当時の食生活が窺えます。

そして、その植生に倣って、栗や栃など植えられています。

栗の花は散り初め、栗の葉の裏に、蓑虫がくっついていて、

葉と一緒に風に揺られていました。

梅雨の晴れ間で、あまりに気持ちが良かったので、つい、道草しました。

今年の自然は、とても愛しく感じます。