子雀たちが飛行訓練中のようです。
毎朝、ジュクジュクと緊張した声が聞こえてきます。
こちらへ来たかと思えば、またどこかへ行き、
また、戻ってきています。
わが家の屋根の上を飛び回っているような声ですが、
家の中からは姿は見えません。
朝、目覚める前、夢の中に雀の声が登場します。
うつらうつらしながら、気持ちは神様への祈りになっていたようです。
寝ぼけまなこで、神様へ自分の胸の内を告白し、助けを求めました。
そして、明日、また雀の声が聞こえて来たなら、
私は大丈夫だという証だと、一方的に神様と約束しました。
夢の中のことです。
それから、数日、
雀は毎朝、屋根に来てくれています。
毎朝、私は神様が傍にいて守ってくださることを信じ、
喜びつつ祈ります。
そして、ついに雀たちは、我が家の窓ガラスに糞をするほど、
身近な存在になりました。
一瞬、「あ、糞だ」と、ブルーになりましたが、
これは、雀が来てくれている証拠ですから、
神様が大丈夫だと仰っている証拠でもあります。
神様は、私のいい加減な祈りにも耳を傾けてくださり、
願いを聞いてくださることを知っています。
ただ、行動するのみです。
屋根の雀の約束は、子雀たちが成長した後も
きっと毎日確認できると信じています。