おやつは玉蜀黍。
繊維も十分で、お菓子よりはいいだろうと、
玉蜀黍ばかり食べてしまう季節である。
玉蜀黍は、頭に金色にも見える、美しい繊毛(?)がある。
期待に胸を膨らませながら、皮を剝いでいくと、
バリバリと音を立てて剝かれていく。
この新鮮な音がたまらない、瑞々しい。
塩をたっぷり入れて茹でていくが、
柔らかくなりすぎないようにしたい。
一粒一粒、丁寧にカリカリかじっていく。
玉蜀黍の思い出は…
小さい頃、祖母が背戸で、玉蜀黍を作っていた。
私が好きだからと、狭いところに長々と茎が立ち並んでいたが、
それは、子どもだったから、そう見えたのかも知れない。
遺跡の現場に初めて関わった時、
発掘をしているおじさんが、
休憩所のとなりで玉蜀黍を作っていたのを、
大喜びで見学していた。
お祭りでは、よく、玉蜀黍を焼いてたれをつけて売っているが、
子供の頃は、高くて手が出なかった。
それから…
失敗した思い出も。
これは、内緒にしよう…