呼吸のように・・・

俳句のエッセー

鰯雲

田舎の空は広くって、何にもない。
何にもないから、感動する。

鰯雲が空に広がって、青空が更に高くなったら、
秋を感じる…

何にもない空に
高い、高いガラスの塔がそびえ、
塔に近付いて見上げると、
鰯雲の空が二つに分かれた…

夕焼け色が淡くなったら、
帰ろうかな…