聖書を読みました。
私が読み、姉が聞いていました。
ソロモンの祈りを読みました。
イエス様の教えを読みました。
私たちは、何を願うべきか、考えました。
そして、「神の国と神の義」を求めようと話しました。
その都度、姉は、
京都のおたべ人形のように首を振っていました。
私には、とても分かっているようには見えませんでしたが、
お返事はとても良くて、
そうだ、そうだと、首を振るのでした。
そうだ、そうだ、知ってる、知ってる……
そう言う姉を見て、やはり、疑問に思うわけですが、
面白いので、良いことにします。
無邪気なおたべ人形は、御言葉に首を振るのでした。