呼吸のように・・・

俳句のエッセー

お父さんのお仕事

パートとして来ていらした主婦の方のお話。

まだ小学生のお子様がいらして、ある日、

「家族のお仕事」を書いて来るように、という宿題が出ました。

お父さんは、会社員だったのでしょう。「○○の会社」とありました。

お姑さんと同居されていて、確か自営業でお店か何かをされていたので、

おばあさんは、「お店のおしごと」と書いてありました。

さて、お母さんは、「留守番」。

それを見て、ショックを受けていらっしゃいましたが、

子供から見ると、そんなものかもしれません。

表現力もありませんし、家事もぜんぶ「留守番」になるのかもしれません。

ふと、思いました。

私たちが「天の父」と呼ぶ方の「お仕事」を問われたら、どうしましょう。

どんな方ですか、と問われても困ります。

「実は、見たことがないのだけど・・・」

「普段は、いるかいないか分からないのだけど、時々やってきて、すごいことします」

という感じです。

「私はお父さんが大好きだけど、お父さんは、私がもっと好きです」

こんな答えしかない気がします。

所詮、わたしも「幼子」ですから、この程度です。

では、お仕事はなんでしょうか。

そう言えば、「サントスのお仕事」という活版印刷がありましたが、

それは、神父様のお仕事だったと思います。

では、天の父は、何をされているのでしょうか。

「愛するのがお仕事」、これは変ですね。

「愛」は仕事なのかという話です。

「創造」でしょうか。分かりません。

聞いてみましょうか。

「お父さん、お父さんのお仕事は何ですか?」

気分は5歳でした。