呼吸のように・・・

俳句のエッセー

夏燕

日差しが来ると、暑さを感じます。

夏だと思います。

立夏は、5月5日、子どもの日でした。

風は爽やかなので過ごしやすいですが、

花は葉になり、若葉がさらさら鳴って、

間違いなく「初夏」です。

コロナ籠りも、そろそろ解除になり、

普通の生活が戻って来そうです。

ただ、警戒は必要ですし、不安もあります。

何が変わって、何がもとにもどるのか、わかりません。

人間は、鳥たちのように元気ではないようです。

揚げ雲雀は高くあがり、楽しそうに声が届きます。

四十雀もどこかの家の屋根に来て鳴き、

燕は鳴きつつ飛んで、元気いっぱいです。

電線にとまれば、白い胸が丸くて可愛らしい。

元気な夏燕は、悩みなどなさそうです。

夢に胸を膨らます若者のようで、見ている者に勇気をくれます。

今日の天使は、「夏燕」でした。

光が差し込んだようでした。