呼吸のように・・・

俳句のエッセー

時代

驚きましたが、あの「レナウン」が倒産したそうです。

レナウンというと、百貨店のアパレルのほとんどを占めていた、

あの「レナウン」です。

確か20年程前に、東京本社を更地売却されたのですが、

その時も驚きました。が、

この度、とうとう、民事再生手続きとなったとのことです。

時代は変わります。

そのサイクルはどんどん早くなり、

この度、刷新される事態になると、勝手な予想です。

こんな時代に、何を頼りに生きていったらいいのか、

いったい、誰が、勝ち残れるのか、

誰もが新しい時代の風を掴もうと、必死にアンテナを張っています。

コロナ騒動で、見えてきたことがたくさんあります。

日本人は、日本を考えるようになり、

国とは何か、政治とは何か、

戦後封じられてきたことが、意識に上って来たのではないでしょうか。

あるときには、エコノミックアニマルと揶揄された日本人でしたが、

日本を含め、世界において、目先のことだけを見て行動することが、

どれだけ危ういか分かってきたように思います。

やはり、「見えざる手」は働いていたと、私は考えます。

一人勝ちしようとか、後の事は知ったことではない、という理屈は通用しません。

「我は日本のため、日本は世界のため、

 世界は基督のため、しかして一切は神のためなり」

内村鑑三の墓碑銘を心に刻みましょう。

神を畏れて生きましょう。

現状が、神の裁きだと言うつもりはありません。

ただ、これから、より善い社会をつくるために、

誠意をもって、注意深く、社会とかかわっていくべきなのだろうと

考えている次第です。