呼吸のように・・・

俳句のエッセー

一瞬の永遠

永遠の命を得て、永遠から「今」をとらえます。
永遠の中の「今」、一瞬であるならば、些細なこともおざなりにできません。
この「今」のひと時は、永遠の記憶にとどめられるからです。
永遠とは、神です。
主は、この一瞬を永遠に記憶にとどめられることでしょう。
限りある人の時間に、神様の永遠を思って生きることは、
人の価値観を変えてしまいます。

「一瞬」に対して、永遠。
それは、相反するもののように感じます。
しかし、それでも変わらないものがあります。
それは、私たちにあるのは、いつも「今」であり、この「一瞬」だということです。
時がどれだけ続こうとも、今、この時を生きるしかないことに、変わりはありません。
私たちには、今、一瞬しかないのです。

そう考えると、「一瞬」とは、すなわち「永遠」ということになりませんか。
今、この一瞬間は、永遠なのです。

分かったような、分からないような理屈ですが、
いずれにしても、私たちにあるのは、「今」だけだということです。
「今」に集中して生きること、それが永遠の命を受けた生き方なのだと、
思うのです…