呼吸のように・・・

俳句のエッセー

かなかな(蜩)

夏の木立の奥から、かなかなの鳴き声が
競うように聞こえてきたなら、
夏も、もうおしまい。

切ない思いで、自分の弱さを振り返る時、
かなかなは、頭上より降り注ぐごとくに鳴く。

自分の限界を知り、
自分の中に、自分では解決できない
何か、があることを思い知らされた。

ただ、主に憐れみを乞うしかない存在。

そのことを知った時、
神はもっとも近くにある、という不思議。
そのことを聖書は告げている。

 主よ、来てください。

天を仰いで、叫び求めます。
今日は日曜日。