呼吸のように・・・

俳句のエッセー

受難

今日は、主の御受難の日。

金曜日です。

主は、十字架にお架かりになり、

そして、父の許へ帰られました。

両手、両足、

たった3点に支えられた体重。

主のお若い肉体に、残酷な刑でしょう。

徐々に弱っていく肉体。

想像が及びません。

こんなことで死ねるのかと思うほどです。

主のお苦しみは、いかばかりかと思います。

主は、神でしたが、全くの人でもあられました。

裏切られる痛み、十字架での苦しみは、

人として経験されたはずです。

頭では分かっていても、納得できない感情があります。

抑え込むことができない、意識があります。

その心の奥の痛みを、主はご経験されて、黄泉に下られたのでしょう。

この痛み、人の痛みは、

誰もが抱いている罪の痛みです。

主は、それを取り除くために、

十字架に挙げられました。

主イエスにしかできない、罪の贖いでした。

主イエスが担ってくださった痛みは、

とても深いものです。

だからこそ、感謝も深くなります。

今夜は、闇がもっとも深まる夜です。

そして、そこに光が差す復活は、目の前です。

主を待ち望みます。