聖夜

 身籠の腹をなでをる聖夜かな   田島 和生

このように詠みあげることができるとは、素晴らしいと思います。
聖母マリアは、12月24日、馬小屋でイエスを生みました。
聖夜と云われるようになった、救い主誕生の出来事です。
その日、世界中が讃美歌を歌い、お祝いをしているとき、
まさしく聖母マリアと同じように、臨月のお腹を抱えている婦人がいたのでしょう。
お腹の子をなでている様子は、慈しみと喜びに満ち溢れています。
幸せな子です。
エス様と同じころ、誕生を迎えるのです。
それは、決して偶然ではなく、主のご計画のうちにある出来事です。
私たちは、その姿を見て、祈ります。
その子供に、母に、祝福がありますようにと…
聖夜。
一言では言い表せない、母と子の物語が、
今日、ここにもあったのでしょう。