被爆から75年となりました。
今日、広島忌。
晩夏、朝曇りを蝉の声が渡る中、天空に放たれた一粒の光が炸裂し、
広島の町を飲み込んでしまいました。
今、自分の住む街を思い、当時起ったことを想像すれば、
それが、どれほど異常な出来事であったのか、理解できます。
一瞬にして、人も自然も町も変わり果ててしまいました。
何が起こったかもわからないまま、変わり果てた自分の肉体の現実を引きずり、
水辺まで逃れてきた人々の中にあって、
ようやく、この悪夢がこの世のことであると知ったのでしょう。
先日のレバノンでの爆発の現場は、当時を彷彿とさせるものでした。
戦火であれ、事故であれ、
多くの人を奪う力のある、文明や技術の管理は、
これからの人類に委ねられた課題です。
この責任を担うために、心を尽くす一日でありますように。
何が、世界平和を実現させるのか、
知恵を求めましょう。