呼吸のように・・・

俳句のエッセー

カワウソとビーバー

水族館へ出かけました。
と言うのは、友人が家族で帰国して久々に再開し、
子供がまだ小さいので、出かけたのでした。
近頃の水族館は、工夫が凝らされていて、
海のトンネルや手で触れてもいいコーナー、
トドの紹介、ペンギンの説明、イルカショーなど、
様々に展開されています。
その中で、カワウソの水槽があり、二匹のカワウソが仲良く泳いでいました。
「ビーバーだ、ビーバーだ」という私たちに、
私には分からない言語で、子供が何やらしきりに話します。
友人である彼女の母親は、フムフム頷いて、私に説明してくれました。
「これは、ビーバーじゃないといってる」
とのこと。
調べると、確かに、ビーバーはネズミ目ビーバー科。
カワウソはイタチ科で、全く別種。
ふと目を離すと、隣の水槽がビーバーでした。
確かにビーバーは、大きな前歯を見せたまま、
水を前歯で分けながら、水面を泳いでいました。
カワウソは、スクリューのように身を水中で回転させながら、
二匹が絡み合いつつ、泳いでいます。
大きさも違いますし、顔も、泳ぎ方も違うようです。
納得した私たちへ、まだ、彼女はしきりに話していました。
生態につて語っているようでした。
まだ、就学前の女の子です。
その教育に驚いた私でした。
さいころから自然に親しむことは大切ですね。
自然環境にも人にも優しい大人になるに違いないでしょう。
将来が楽しみな私です…