呼吸のように・・・

俳句のエッセー

桜貝

「桜貝」は、春の季語です。

先日、ペットボトルのキャップを一袋差し上げた方から、
桜貝を30枚(?)ほどいただきました。
お礼に、ということでした。

ご実家が能登とのことで、海岸で拾ったのだそうです。
いつも見る桜貝は、爪のようなかわいらしいものですが、
これは子供の親指ほどもあろうかという大きさです。
桜色がとてもきれいです。
神さまは、こんな小さな生き物にも、目を見張る価値を与えてくださっています。
見飽きずに眺め、日にかざしてみると、
桜色が淡い黄昏色になりました。
「成長線がよくみえるなぁ…」
と、情緒のないことを考えながら、桜貝を楽しんでいます。

目に当てて海が透くなり桜貝.....松本たかし

桜貝にはロマンがあります…