2013-09-05 桃 一指まだ触れざる桃の生毛かな 田島 和生桃は甘くて、ちょっと酸っぱくて、 暑い季節に冷やして美味しい… 匂いもよく、可愛らしい姿をしている。 ただ、傷みやすい。 触れあって、傷になることも。 繊細な果物。 三鬼の「夜の桃」を思い出す時、 少し象徴的なものに思える、「桃」。 そう考えて読むと、違った趣がありそう…「雉」主宰 田島 和生 先生の俳句です。