呼吸のように・・・

俳句のエッセー

海の日

今日は「海の日」だそうで、
ふさわしい猛暑だった。

蒸し暑さのため息苦しく、えら呼吸が必要ではないかと思ったほどだ。

我が家のルールで、夜は除湿をしてもいいというので、
涼しくなった。
…そのとたん、眠気が襲ってくるのも、
暑さの疲れによるものと理解する。

海の近くではなかったので、
子供の頃は、もっぱらプールで泳いだ。
夏は、真っ黒に日焼けして、
黒さは誰にも負けなかった。

夏休みに「くろんぼ大会」というのがあった。
絶対、優勝に違いないから、出場しようか…と考えていたら、
母が、「絶対に駄目だ」と言うのだ。
お嫁に行けなくなるから、ということだった。
大会には出場しなかったが…

真っ青な空に、白い雲が湧きあがっていた。

夏だ、と思った。