呼吸のように・・・

俳句のエッセー

百合の花

今日は母の命日でした。

もう、20年になります。

20年前の今日、朝早く、母は天に召され、

私は、母とともに、コスモスの濃淡が咲き乱れる道を、

ゆっくりと、ゆっくりと、家に戻ってきました。

今日は、母へ、ついでに父へ、

「うるわしの白百合」を、したたかに歌いました。

いい歌ですね。

54年版では、「復活」の歌になっていました。

復活の希望を抱き、それまでのしばらくの別れは、

寂しくも希望あるときに違いありません。

いつか、また、再開しましょう。

その時まで、さようなら。

両親の遺影をきれいに磨いておいたのでした。