呼吸のように・・・

俳句のエッセー

さやけし

さわやかな日となりました。
空は、まったく秋の気配と思います。
それなりに暑くもありますが、たかが知れています。
夕方、食品の買い出しに行きました。
近くのスーパーへ、いそぎます。
今夜のもの、野菜とお豆腐と、卵も買って、
忘れてはならない強力粉…
帰り、お店を出ると、空にひつじ雲が見えました。
東に向かって流れ、数を増やしているようです。
うっすらと茜に染まる西の空を仰ぎつつ、
さわやかな空気を堪能しながら、
家まで戻ってきました。
小旅行のように、気分は晴れやか。
と、家につき、家の前にあるはずの車が、ない…
まさか!(盗難!)
近くまで出かけた、短い間に!
真っ青になりかけた、その時、
…車を忘れて帰ってきたことに気づきました。
さわやかな秋に心を奪われ、車を置き去りに帰ってきてしまった、わたし。
もう一度、引き返して、車を持ってきました。
あぶない、あぶない…
さやけさに、おもわぬ珍事でした。