呼吸のように・・・

俳句のエッセー

含羞草

たびたび登場する、我が家の含羞草。
含羞草は、夏の季語です。
つまり今頃、かわいらしいピンクのお花を見せてくれるはず、なのです。
が、我が家の含羞草は、
室内に涼しくしているので、お花が来ていません。
いつも冬に花をつけます。
これでは可哀想…と思い、夏の間は、外に出すことにしました。
しかし、いきなり炎天下へ晒すのは、もっと可哀想なので、
夜の間に外へ出すことにしました。
そして、今、夜…
こっそり玄関先へ持っていきます。
お別れのような、少し不安な気もします。
しかし、含羞草にとっては、そのほうがいいに決まっています。
どうか、普通の季節感を持ちますように…
お花が来ますように、願っています。