呼吸のように・・・

俳句のエッセー

残暑

立秋を過ぎ、暑さが極まる感じがします。
非常に厳しい残暑。
ただ、洗濯物は良く乾きます。
有難いことです…

涼を求めて丘に上がると、風が吹き通しでした。
頂きに平らかなところがあり、円形に広がっています。
草の丈は短く、一面に蔓延り、波打っていました。
ここは、串田新遺跡。
縄文の遺跡と知っていましたが、
古墳もあることが分かりました。

縄文時代は、環状集落があったようで、
彼らの豊かさを思います。
何が豊かかと言えば、私は時間だと思いますね。
今も私たちは豊かですが、
縄文人に上乗せされた豊かさとは違う気がします。
彼らの豊かさは、私たちには乏しい。
この丘の空気が、そう告げているようでした。

人の根本は、それほど違わないはずです。
本当に必要なものは何か。
かたくなに追い求める自由もあっていいでしょう。