呼吸のように・・・

俳句のエッセー

White Roses

どれほどの悲しみがあったのか、苦しみがあったのか、
傍から見ていても分からない。
様々な推測ができるけれども、それが何になるだろう。
彼女は、もう、いないのだから…

心を病んでいたとも聞いた。
おそらく衝動的な行動だったのだろう。
たまたま成功したにすぎない。
だから、これは病死だ。
自死ではない…

ただの悲しみで死ぬだろうか。
一時の苦しみで死ぬだろうか。
たとえ衝動的だったとしても、
それは絶望ではなかったか。
深い、深い、絶望。そして、生への願い…

生きたかったと思う。
どれほど悔しかったことか。
この世の中、正常な神経では生きていけない。
まともな人間ほど、狂ってしまうのだ。
だから、誰でも絶望し、
死がぱっくりと口を開けて、
戸口で待ち構えている。

正常ではいられない。
病気なのだ。
だから、
絶望したら、教会へ行こう。
死にたくなったら、病院へ行こう。
死んでいいはずがないから。
そこには、狂って見える、正常な人がたくさんいるから…

生きていてほしかった。
生きていてほしかった。
あなたの家族は、猶のことでしょう。

もう、誰も、このようなことになってはいけない。
私は、これから、全力で立ち向かっていきたい…
この世の狂気…