どれほどの悲しみがあったのか、苦しみがあったのか、
傍から見ていても分からない。
様々な推測ができるけれども、それが何になるだろう。
彼女は、もう、いないのだから…
心を病んでいたとも聞いた。
おそらく衝動的な行動だったのだろう。
たまたま成功したにすぎない。
だから、これは病死だ。
自死ではない…
ただの悲しみで死ぬだろうか。
一時の苦しみで死ぬだろうか。
たとえ衝動的だったとしても、
それは絶望ではなかったか。
深い、深い、絶望。そして、生への願い…
生きたかったと思う。
どれほど悔しかったことか。
この世の中、正常な神経では生きていけない。
まともな人間ほど、狂ってしまうのだ。
だから、誰でも絶望し、
死がぱっくりと口を開けて、
戸口で待ち構えている。
正常ではいられない。
病気なのだ。
だから、
絶望したら、教会へ行こう。
死にたくなったら、病院へ行こう。
死んでいいはずがないから。
そこには、狂って見える、正常な人がたくさんいるから…
生きていてほしかった。
生きていてほしかった。
あなたの家族は、猶のことでしょう。
もう、誰も、このようなことになってはいけない。
私は、これから、全力で立ち向かっていきたい…
この世の狂気…