急斜面を降りていった。 少し緊張しながら、足元を見ながら歩いていく。平地に出たので、腰を伸ばし、空を見上げた。ずっと足元ばかりを見ていたので、 青空が新鮮に見える。頭上高くに、痩せた月がかかっていた。 その細い筋は、空の青さに透き通って見える…
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