2012-04-03 小綬鶏 急斜面を降りていった。 少し緊張しながら、足元を見ながら歩いていく。平地に出たので、腰を伸ばし、空を見上げた。ずっと足元ばかりを見ていたので、 青空が新鮮に見える。頭上高くに、痩せた月がかかっていた。 その細い筋は、空の青さに透き通って見える。遠くに小綬鶏が鳴く。他には誰もいない、山の道。小綬鶏は、私を呼んでいるのかな…一人で笑いだしたいくらい、気分がいい。 また、歩き出す。小綬鶏は、やはり遠くに鳴いていた。