呼吸のように・・・

俳句のエッセー

2019-02-28から1日間の記事一覧

春立つ

眼を瞑る和上に春の立ちにけり 泊 康夫 句集『麦星』より。 「和上」は、唐招提寺、鑑真和上像でしょう。 立春の、まだ肌寒さを感じる頃、 ふくよかな瞼を閉じている和上の像を仰ぎみて、 春の訪れを思いました。 春の気配は、空、雲、そして風に含む かすか…