呼吸のように・・・

俳句のエッセー

田水張る

田に水が張られ、パズルの絵のように、
風景が四角に区切られて、映し出されています。
どこを向いても、みずみずしい初夏の景色。
田、新樹、川、そして、空気。
新鮮な潤いに満ちています。
季語は、よく観察され、感性によって錬られ、
造り上げられた、一言の詩だといえます。
季語は、それだけで「詩」であり、重みがあります。
季語を味わい、俳句を楽しみましょう。
季語は、四季のある日本ならではの言葉です。
恵みの言葉を、
楽しんで活用したいと願います。

はくれん

木蓮は、白と紫とあります。
はくれん、紫木蓮(しもくれん)と詠まれます。
風邪で寝込む前、見かけた木蓮ですが、
真っ白な花を、風が吹くたび、
風がなくても、
頻りに散っていました。
萌えた草に散る、真っ白な花びらは、
目に美しく、印象的でした。
句にならないか、四苦八苦して、
なんとか一句をものにしました。
が、それは、7月号の「雉」誌へ投句しました。
自然詠は難しいです。
が、これも写生の訓練、俳句の訓練です。
俳句は厳しく、句会は楽しく。
句作に苦労した分、明日の句会は楽しみます。
良い句にたくさん出会えますように。
皆様との再会も、とても楽しみです。

こでまり

今日は、小室登美子さんのお墓参りに出かけました。
宮古墳という、中央集権化が進んでからの前方後円墳があり、
その裾にある墓地に、眠っておられます。
竹の秋、そして、筍が勢いよく伸びてきています。
柿の若葉が映え、田植えも進んでいました。
そんな環境にあって、小室さんは、俳句を作っておられるかもしれません。
絶好の場所です。
墓地は明るく、広々として、風もよく通ります。
たくさんのお花が、供えられていました。
その中へ、無理やり、我が家のこでまりを押し込んできましたが、
良かったでしょうか…
真っ白なこでまりは、風にゆれて、右に向いたり、左に向いたり、
その姿が可憐で好きです。
14日は、月命日ですが、
日曜日で句会なので、今日、お訪ねしました。
金沢句会ヘは、これで、一年余り、出席されていませんでしたが、
できれは、明後日は出席してくださいね。
きっと、小室さんも見えていると思って、句会に出席します。
いい句会になるといいですね。
田島和生先生も、お見えになります。
白熱した句会になること間違いなし。
特選、狙います。
気概だけは、一人前です。

春の風邪

これで一週間以上ですが、全く治る気配のなかった風邪が、
いよいよ峠を越したようです。
最後まで残ったのは、喉の不快感でして、
時々、激しく咳き込んでは、喉を切って血を吐いていました。
最初は驚き、
人生もこれでお終いか…と天井を仰いだりしました。
が、喉の痛みからし
「切ったな…」
ということがわかり、後はうがいをしてお終いです。
口の中の傷もそうですが、自然治癒しかないのですね。
遠慮がちに咳をするようにして、休むのみ。
お陰で、今は、快方に向かっている様子。
ホッとしています。
ついで、と言ってはなんですが、
病院で血液検査をしていただき、結果、何もなければ、
これで安心、健康回復、というところです。
連休は風邪で過ぎ、
気が付けば、花水木の花はなく、
藤も終わりだとか…
ものすごく損をした気がしています。
風邪をひいたら、損。
健康第一。
気を付けましょう。

雉十日会 吟行会のお知らせ

突然、決まりました。
「雉十日会 吟行会」のお知らせです。

日時    5月30日(火) 午前9時50分 石動駅集合
吟行地   高岡古城公園・高岡大仏・射水神社
昼食・句会 古城亭(公園内) 12:30〜15:30
      イタリアンのコースになります。
      お食事の後、同室にて句会。
投句 5句(吟行句以外 可)
会費 4000円 (昼食代・タクシー代)

※ 6月の例会に代えての吟行会です。
  6月5日(月)の句会はありませんので、お間違えのないよう、お願い申し上げます。
※ ご欠席の方、現地へ直接見える方は、27日(土)まで、必ずご連絡ください。
※ 吟行地内 ご案内は、佐瀬さんです。
※ 短冊等、句会のものは、こちらでご用意いたします。

急きょ、決定しましたので、ご都合の悪い方もあると思います。
ですが、出来るだけ出席くださいますよう、お願い申し上げます。
次回からは、余裕をもって、計画をいたします。

追記
合同句集の原稿締め切りは、5月末です。
詳細は、吟行句会の日に、話し合いたいと思います。
アイディアをお待ちしています。