呼吸のように・・・

俳句のエッセー

室咲きのシクラメン

我が家にシクラメンが来ました。
短期大学(現在は大学)の同窓会のクリスマスで、いただきました。
二年ほど前にもいただきましたが、その時は、
水をやり過ぎて、枯らしてしまった、苦い思い出があります。
今度は、しっかり育てようと、
室咲きの文字通り、部屋の中でぬくぬくと育てています。
枯れてしまったシクラメンは、真っ赤でした。
今回は、ピンクです。
今、どの子も揃って、翅を広げた様な姿で咲いています。
蕾は今、三つです。
蕾は白っぽいのに、開くとピンクだなんて、マジックのようですね。
名前も決めました。
「あい」ちゃん、です。
由来は、内緒です。
あいちゃんを大切に育てます。
前回のシクラメンを枯らしてしまったことを、ずっと後悔していました。
大したことではないと言い聞かせますが、心にちくりと痛むものがあったのです。
しかし、神様は、もう一度チャンスをくださいました。
このように、神様は、何度もやり直すチャンスをくださるのだと知りました。
カレンダーの曜日が、6年間でもとに戻ってくるように、
同じ時を、同じ機会を、神様は与えてくださるのです。
大小様々に、こころに引っかかる出来事は、誰にもあるでしょう。
しかし、そのままに放っておかれることを、父なる神は望まれません。
あなたに、わたしにふさわしい方法で、やり直しの機会をくださいます。
過去は変えられないものではありません。
過去は現在において、新しい意味を与えられます。
その意味で、変えることのできない過去はない、といえるのです。