呼吸のように・・・

俳句のエッセー

無裁断スキャニング

今、出版も電子入稿が主流でしょう。

紙に手書きするのは、脳の速度にあって、

落ち付いて書くことができるのは確かですが、

校正になると、手書きは非常に面倒になります。

やはり、デジタルで仕上げて、そのまま送信、

と言う方は多いでしょう。

しかし、本のデジタル化では、

紙でしか残されていないものをデジタルにするのがほとんどで、

紙の本も貴重ですから、

無裁断でスキャニング処理をします。

内容を取り込む際には、PDFにすることが多いですが、

ときどきは写真形式、JPEG PNGにすることもあります。

それを、Word文章にして編集します。

この編集が大変です。

まず、文字の読み違え、文字を飛ばす、

こういったことは、頻繁に起こり、

校正作業は、本作成時と変わらない労力となります。

 

校正を終えて、後、

初めてEPUB化へ原稿を回します。

EPUBはSIGILを使っていました。が、

近頃は、いろいろなツールが出てきて、

作業者に適したものを使っています。

 

そうして、出来上がったデジタル本は、

ビューワにて最終チェックをして、

最終工程は、エンジニアにお渡しして完成を待つ、

ということになります。

 

完成しましたら、ダウンロードして、

私がサイトへアップロードします。

この作業工程を、簡単と見るか、

大変な手間だと見るかは、

皆様次第、でしょうか。