呼吸のように・・・

俳句のエッセー

当たり前のこと

お隣のお婆さんが亡くなりました。
昨日、私が出ているときに、救急車で運ばれたそうです。
まったく知らなかったので、今朝、伺って驚きました。
大正11年3月生まれ、96歳。
娘さんご夫婦が、自宅でお世話をされていました。
目は早くから見えなくなっていたそうですが、耳は良く、
私の声が、母の声とそっくりだと、いつもおっしゃっていました。
段々と、食が細くなりましたが、テーブルで皆と食事をとり、
おむつは嫌がるので、昼夜、付き添っていらしたそうです。
先日、訪問看護の車が止まっていて、ちょうど、医者か看護士か、
家を出て行くところでした。
「お幸せだと思いますよ」
と、口々に、家族への労いがありました。
事実、本当に大変だったと思います。
ですが、これは、どなたにとっても、お幸せなことだったと思います。
「娘やもん、当たり前のこと」
送られた娘さんは、そうおっしゃっていました。
「当たり前のこと」ということができる方は、幸せです。
平和を作り出す方だと思います。
キリスト者ではない方ですが、神の姿を写していると思いました。
私たちは神の被造物です。
このように、神様を表すことができたらと
心より願っています。

サングラス

今年、サングラスを新調しました。

とても気に入っています。

紫外線を感知して、色が変わるガラスです。

ですから、室内でもそのままかけていられます。

ひどく気に入っています。

外を歩きだすと、たちまち色付き、ブラウンのサングラスとなります。

今夏は、本当に日差しがまぶしい。

しかも、目に感じる空気が熱く、

目がとろけてしまいそうなほどの異常さを感じます。

サングラスが必須の夏です。

サングラスで一句詠みました。

ですが、内緒です。

晩夏

暦の上では、晩夏、ということになります。
もうすぐ立秋となり、秋になるのですから、
今は、夏の終わりです。
しかし、実際は夏の盛り、猛暑、といった感じです。
いかにも、夏はこれからという雰囲気です。
楽しいことも、そうかもしれませんが、
よし、これから…と思っていると、もうお終い…
そういうことがあります。
しかし、
「もう」と思うか、
「まだ」と思うかは、本人次第。
どちらが、より豊かな考え方であるか、
それは明らかです。

草の根

今日の午後は、雷雨になるかも知れない、
そう気象庁は言っていたのに、全然でした。
降りません、まったく。
午後、玄関先の花壇の草の根引きのつづきをしました。
買い物袋、一杯程度の根を取りました。
取っても取っても、根は深く、取り尽くせません。
草がはびこるわけです。
その草の根を引いていると、なぜか夢中になってしまいます。
スポーツみたいに楽しく、気晴らしになるからかもしれません。
さて、明日から8月ですが、立秋も間近です。
その前に、たくさん俳句ができたらいいですね。
そう願っています。

七月尽

七月も終わりとなりました。

何とも時の流れは早く、気ばかり焦ります。

新しいカメラが来たので、撮影を開始しようと出かけました。

車で30分ほど走ったところに、

ホタルの名所があり、出かけたのですが、

「ホタル?もう終わったよ」

と、道を尋ねたおじさんに言われてしまいました。

とぼけた話で…

ホタルの撮影は、来年ですね。

早くも鬼が笑うことになりまして、

7月も終わりとなりました。