「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか?」
(マタイ2:2)
占星術の学者たちが、東の方から来て、このように尋ねました。
救い主の誕生を示す星が現れたというのです。
私たちも、自分の救い主を探して、尋ね歩きます。
「私たちの王は、どこにおられますか?」
しかし、その方は、権力の中にも、豊かさの中にも見つかりませんでした。
馬小屋の飼い葉桶の中に寝かされている幼子を見つけたように、
私たちの足元に、その方はおられるのです。
意外な姿で、最も小さい者として、王は存在していることでしょう。
私たちの病、弱さ、貧しさ、その姿に寄り添っておられる、
それが救い主の姿です。
ですから、救い主は、遠くにはおられないでしょう。
身近な存在として、神は世に来られたからです。
明日のクリスマス礼拝、
共に主のご降誕をお祝いして、賛美いたしましょう。