呼吸のように・・・

俳句のエッセー

君惜しむ

母の同級生で、俳句を通して、

私も親しくさせていただいた方が、

昨年末、12月30日に急逝されました。

お葉書を頂いたのが遅かったことと、

同居のご家族がなかったこともあり、

新盆にお供えをお送りすることにしました。

一応、俳句のお仲間と言うことで、一句を添えてみました。

なかなか、弔句は難しくて苦労します。

ようやく得た一句は、

 早稲の穂の風金色に君惜しむ  ちえり

なんか、「君」を使わないで詠みたいと思いましたが、

使ってしまいました。

すぐ「君」「君」言うので、反省しています。

が、結構、気に入っています。この一句。

母の思い出とともに、胸にとどめたいと思います。