呼吸のように・・・

俳句のエッセー

レクイエム

今日は、「荘厳ミサ曲」だと思って行ったのですが、

モーツアルトのレクイエム」でした。

久々のコンサートで、わくわくしました。

戦後の日本は、こんな感じだったかもと

不思議なことを考えていました。

コロナで自粛がつづき、イベントは軒並み中止となりましたが、

久々にコンサート会場へ入ると、この解放感や

期待感は、戦後のそれと似ているのではないか、

ふと思いました。

会場は、座席がとびとび。

合唱も間隔をあけて、アラブの占い師のようなマスクというか、

スカーフを口にまいたようなスタイルで、

こちらも不思議な感じでした。

しかし、さすがにソロの方はマスクなし。

アクリルボードで仕切って、見事な歌でした。

終って会場を出ると、桐の葉が存在感たっぷりに落ちていて、

その上を、人々が流れて歩いて行きました。

ほぼ、同じ方向へ、人波は流れ、

街は、すぐに日暮れてしまいました。

日短、です。

夜は冷えてきました。

雪になるかもしれません。

やはり、極月。

クリスマスも間近です。