2019-06-05 知覧の石 日々のよもやま もう少し、時間的にも余裕ができたら、 知覧へ行きたい。 知覧へ行って、俳句を詠みたい。 知覧の小石を取り、話しかけたい。 石よ、お前は見たのか。 多くの若者が、ここから飛び立って行ったのを。 年よりも大人びた顔をした若者が、 ここから飛び立って行ったのを。 彼らは、もう、この地上にはいない。 石よ、彼らの見たものを教えて欲しい。 彼らの姿を教えて欲しい。 この空、この土、そして海。 彼らの目で捉え、俳句にしたい。 失われた心が文字となるように。