呼吸のように・・・

俳句のエッセー

年逝く

止り木のだれかれ酔うて年逝けり  田島 和生

 

「年逝く」、年末の風景です。

忘年会が増えて、飲む機会が増えてくる季節です。

しかし、「止り木」とありますので、宴席ではなさそうです。

電車を待ってか、二次会か、

止り木の人々は、皆、お酒が入っていて、

ご機嫌の様子です。

年末の風景をよく捉えた俳句でしょう。

もしかすると、作者本人を写生した作品かもしれません。

「だれかれ酔うて」のだれかれの中の一人は、

間違いなく、作者なのだと思います。

終わりよければすべてよし。

楽しいお酒だったに違いないでしょう。