呼吸のように・・・

俳句のエッセー

松過ぎ

松過ぎの靴よく磨き次の旅   田島 和生

 

季語「松過ぎ」。新年。

平成も終わりに近づきました。

田島主宰は、22年間務められた

朝日カルチャーセンター京都の俳句講座を、

この3月を以て終了されることを決意なさったそうです。

22年という歳月は、どれほどのものか、

先生も受講者の皆さまも、万感の思いがあることでしょう。

田島先生には、これから、

更に作句に力を注いでいただき、

「雉」を率いていただきたく思います。

掲句、年を新たにして、

旅へ出掛ける姿を詠みあげています。

旅は、「次の旅」だと言います。

これまでも旅をしてきて、

更に、新しい旅が始まろうとしています。

その期待が「靴よく磨き」に表れています。

これは、先生の今の心境でしょう。

読む私たちも胸が弾みます。

いい旅を、と、

声をかけてしまう一句です。